子猫が寝るときのベストな環境の整え方。温度や光、ベッドまで
2018/07/04
子猫の生活環境はまずは寝る場所の確保から始めましょう。
子猫ってどこでも寝るので寝る場所を特定しなくてもいいのかな?と思う飼い主さんも多いことでしょう。
それでも専用の子猫の寝床は確保しておきましょう。
子猫はどこでも寝るのですが、基本となる寝る場所はしっかり自分でわかってますよ。
今回は、子猫が寝る環境について、整えかたなどをご紹介します。
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子猫の寝る場所の確保
子猫の寝る場所って常に変わっているので、気が向いたところで寝ているとしか思えない部分もあります。
しかし、季節や日によってさらにその比の天候によって寝る場所を変えているんですよ。
もちろん基本となる寝床も確保しながら今日はどこでひなたぼっこしようか…なんて思っているのでしょうね。
子猫の寝る場所は環境やそのときの温度によっても変わるようですよ。
子猫は人間よりも温度や湿度、さらに周りの環境の変化にとても敏感です。
家の中でどこが一番気持ちよく寝ることができるかを探しているんですよ。
猫の寝る場所は猫が決めます。もろろん、基本となる寝床は用意しておきましょう。
ここでは子猫の習性も考えながら子猫の寝る場所について考えてみますね。
子猫が寝るときの最適な温度
子猫はいつもグテッとしている印象です。
猫の祖先は元々砂漠に住んでいたという説があります。そのため比較的暑さには強いのかなと思うのですが、夏場の子猫を見ていてもそれほど暑さに強いといった印象を受けることはありません。
子猫の基礎体温は人間よりも高くなっていて、平熱は38度前後が平均的となっているのです。
もっとも、日本の高温多湿の気候は猫にとっても厳しい生活環境であると言えるでしょう。
日本に住んでいる猫は長い時の流れの中で日本の気候に順応したのかもしれません。
そのため日本の子猫も人間同様、暑さに弱く寒さにも弱いといった特徴があるということですね。
人間の平熱と子猫の平熱には差があるので、そのあたりもしっかりと考えて猫の寝るところの環境作りをしなくてはいけないということです。
ですから、冷房などでも人間には快適だと思える温度が猫には低すぎるといったことも考えられます。
反対に冬場では少し暑いくらいの温度設定が子猫にとっては快適な室温となるのです。
野良猫が寝る場所はどんなところ?
野良の子猫の寝るところは常に危険を含んでいます。
寝るところで、危険なポジション取りをすると、たちまちのうちに外敵に襲われてしまうからです。
そのため、野良の子猫は高い場所を好みます。
木の上などの外敵に狙われにくい場所を寝るところとしているのです。
とくに木の根元やくぼみが好きですよ。
子猫の体をすっぽりと覆ってくれる隙のない狭い場所が大好きなのです。
その名残として、小さな箱や段ボールなどを見ると、子猫は素通りできずに入りたがるのはそういった習性があるからですね。
さらに、高い場所は周囲の状況を見渡せるので安全対策も自然と身に付いているということでしょう。
この習性は、飼い猫にも生きていて、家の中でも自然に子猫が落ち着いて眠ることができる場所を確保してあげましょう。
季節によって子猫の寝るところを変えてみる
子猫は温度にとても敏感です。
家の中でも自分に最適な温度の場所を見つけてそれを縄張りにしたいと考えているのです。
それでも、基本となる寝床は飼い主のほうで確保しておかなければいけません。
ここが本当の寝床だよというところをしらしめておかないといけませんよ。
そのうえで、季節によって子猫は寝るところをいろいろと自分なりに試行錯誤しながら探しているのです。
子猫の夏対策はどうしたらいい?
日本の夏は世界的に見ても高温多湿の傾向があり、夏のじめじめとした暑さは子猫にとっても大変です。
子猫の種類にもよるのですが、寒い地域に住んでいる毛のふさふさしたような子猫、特にダブルコートを持っている子猫などは暑さ対策が必要です。
とくに寒い地域出身の毛がふさふさなダブルコートの特長を持つ、ロシアンブルーやメインクーンなどは寒さには強いです
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エアコンの温度設定にも注意
エアコンの温度設定にも注意しましょう。
温度設定は28度~30度くらいが最適です。人間の体感温度よりも高めですが、寒がりな子猫の特徴を考えるとこのくらいの温度設定が最適となるのです。
飼い主さんには少し暑いくらいになりますが、同じ室内にいると、飼い主さんのほうが暑さ対策をしなくてはいけませんね。
エアコンを作動させると、子猫が出て行ってしまうという場合でしたら、エアコンの温度設定が低すぎると思って間違いないでしょう。
エアコンで温度設定をした部屋が寝る場所となるのでしたら、エアコンの風が直接子猫に当らないような場所を選びましょう。
子猫は自然の風は好むのですが、エアコンのような人口的な風は好みません。
寝床はどうしたいい?
夏の暑い時期でも、子猫は涼しい寝床を好みます
夏だから涼しげな畳のクッションを敷くようなことはしなくてもいいです。
普通のバスケットにふわふわのクッションでいいでしょう。
暑いだろうから…という配慮は必要ありません。
室内の温度にのみ気をつけるようにしてあげましょう。
子猫の冬対策はどうしたらいい?
子猫は寒さに弱移動物ですから、飼い主さんが寒いと感じるとき、子猫はもっと寒いと感じてるんですよ。
それで、こたつはもう必要ないかなといった時期でも、子猫のためにもう少し片付けないでコタツをそのままにしておくようにしたいですね。
冬のエアコンの温度設定は?
冬のエアコンの温度は25度前後が最適となります。
飼い主さんには少し暑いかもしれませんが、このくらいが子猫にとっては最適な温度となるのです。
もっとも、ずっとエアコンは電気代が厳しいですから、こたつを活用した方が経済的ですね。
冬場の寝床は気を使うかも
日本の冬は寒いので、子猫の寝床にも気をつけてあげてください。
こたつで寝てもらってもいいのですが、反対に暑くなりそうです。
子猫も自分なりに温度調節ができますし、丸くなって体温を上げることもできます。
暑すぎて,体温を下げるといった行動をすることもあるのです。
寝るところは夏と変わらないでもいいでしょう。ブランケットのようなものを一枚足しておくと寒くなればそれにくるまって寝るようになりますよ。
冬場こそ日光浴を
子猫は寒くても日光浴を好みます。夏よりも冬のほうが日光浴をしたがるのかもしれません。
日光浴をすると体内に必要なビタミンが作られることを本能で知っているのでしょう。
昔ながらの縁側があったら、クッションやタオルなどを敷いておけばそこに寝そべって日光浴をしてくれますよ。
子猫の寝る場所のまとめ
子猫は自分の最適な場所を探す名人です。
飼い主さんがある程度設定しておいてあげると、あとは子猫のほうでうまくやってくれるでしょう。
室内の温度だけは気をつけてあげてくださいね。
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