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子猫を拾った管理人が、お世話方法や飼い方を説明しているサイトです。トイレのしつけ方からミルクのやり方、エサの与え方など、子猫に必要な知識を紹介しています。

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子猫を留守番させておける月齢ごとの時間。1泊できるのは生後4か月から

   

子猫は生後何か月かによって変わりますが、基本的に人の手がなければ生きていけない動物です。

生後6日までは自分で体温調節もすることができず、母猫や暖房などで温めてあげないと、体温が奪われてしまいます。

子猫は体調の急変も多く、ちょっと前までは元気だったのに突然嘔吐したり、ミルクを飲まなくなったりと心配事は多いです。

 

今回は、子猫を留守番させておける時間と日数についてを、月齢ごとに目安にしました。

厳しいかもしれませんが、それが生き物を飼うということです。

子猫は手がかかりますが、この大変な時期を乗り越えていきましょう。

関連「子猫を安全に留守番させるための方法。ケージや部屋の温度設定」


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子猫が留守番できる時間と日数

子猫をペットショップで買ったにしても、捨て猫を拾ったにしても、子猫を飼うならそれ相応の覚悟が必要です。

子猫は母猫がいない場合、人の手がないと生きていくことはできません。

あなたのお世話があるからこそ生きていけます。

 

できるだけ留守番をさせる時間は短く、長くなる場合はお金を使ってペットシッターを雇ってでも子猫のお世話をしてもらわなければなりません。

以下は子猫が留守番できる時間と日数の目安になります。

ギリギリのラインを攻めていますが、生後4か月まではできる限り子猫を一人にさせないようにしましょう。

 

生後1週間の子猫

生後1週間の子猫は、まだ目も開いていない状態です。

自分で体温調節することもできないので、本来は母猫がつきっきりで抱いてあげて体温を保ってあげなくてはなりません。

母猫がいない場合は、タオルや毛布でくるんだり、部屋を温めたり、ホッカイロを使ったりして体温を調節します。

 

ミルクも小分けにして1日8回与えないと栄養が足りないので、この時期の子猫は人の手がないと無理です。

母猫から育児放棄されたり、捨てられた子猫は多くの場合、この時期に亡くなってしまいます。

 

そのためこの時期の留守番は、2時間を目安にしましょう。

2時間以上家を留守にすると、あんなに小さくて弱弱しい子猫を一人にして・・・ともう気が気ではないですよ。

 

精神的な面は置いておくにしても、ミルクや体温管理、体調の急変があるので、2時間を目安にしましょう。

仕事がある場合は、休めない人がほとんどだと思うので、家族や友達にお世話を頼んだり、ペットシッターを利用しましょう。

 

生後2週~3週間の子猫

生後2週~3週間目までの子猫は、一度に食べられる量が少ないので、1日に6回ミルクを小分けして与える必要があります。

前後3時間ほどあけたほうが望ましいので、この時期はまだ家はほとんど空けないほうがベストです。

4時間ほどならほぼ問題はありません。

 

仕事をしている場合は、朝起きてすぐか早起きしてミルクを1回あげて、出かける直前にミルクを与えましょう。

自分でミルクを飲める状態なら、お皿に出しておいて自分で飲んでいてもらいます。

 

帰ったらすぐにミルクをあげて、合計6回与えるようにしてください。

自分でミルクを飲めるようなら、なんとか9時間拘束+1時間通勤として考え合計10時間の留守番が可能です。

それ以上長い場合は危険で、昼間誰かの手を借りないと子猫が危険です。

また自分でミルクを飲めない場合も危険があります。

 

生後2週~3週の子猫を10時間留守番させたとき

子猫で留守番が難しいと感じるのは、じつは生後2週~3週目の子猫です。

生後1週間までの子猫は、ぜったいに人の手がないと生きられないので、仕事を休むかペットシッターを頼むかなどして、人の手を借りなければなりません。

 

生後2週~3週目は、10時間ほど家を留守にしても、なんとかなるパターンが多いので、どうするかは飼い主次第になります。

わたしは今は家族と暮らしていますが、一人暮らしのとき生後10日ほどの子猫を拾ったことがありました。

一通りの手当はして難所はしのいでも、明日は仕事に行かなくてはなりません。

 

まだ入りたての新人が、「子猫を拾ったので・・・」なんて言って会社を何日も休むわけにもいきません。

まだミルクを自分で飲むこともできなかったので、このときは困りました。

 

そこでわたしが考えた方法が、昼休みに速攻で帰ってミルクをあげて、また速攻で会社に戻るという方法です。

お昼を食べる時間はもちろんありませんし、時間的にぎりぎりだったのですが、なんとか昼間に一度ミルクを与えることができました。

 

もちろん排泄もして、温度管理もして、お世話をした状態です。

しかし2日だけ、お昼休みが30分も短くなってしまい、家に帰ることができない日がありました。

このときは気が気ではありませんでしたね。

 

仕事が終わってすぐに家に帰って、子猫が生きていたときはとてもほっとしました。

衰弱しきっている状態でないなら、生後2週~3週の子猫は10時間ほど放置しても生存していることは可能だと思います。

 

しかしハラハラするし危険であることは変わりないので、帰れるめどがないなら素直に人に頼ったほうがいいと思います。

家族や友達に頼むのはもちろん、家に来てお世話してもらえるペットシッターを考えるのもありです。

料金はだいたい1回2000円と往復の交通費がかかります。

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生後3週~4週目の留守番

生後3週~4週目の時期は、ミルクを与える回数が1日4回となり、だいぶ回数が減ります。

まだ未熟ですが温度調節もできるようになり、家の中で毛布にくるませておけば凍死することもありません。

仕事に行く場合は、朝に1~2回、夜に2~3回と小分けにしてミルクを与えましょう。

 

この時期はお皿から直接ミルクを飲めるようになっている子猫も多いので、昼間は自分で飲んでもらうのがいいですね。

成長が早い子猫は、部屋を駆け回ったり、段ボールをよじ登ったりと活発な行動が見られる時期です。

 

段ボールに入れておいたのに、帰ったらベッドのなかで眠っているなんてことがあります。

子猫が傷つくもの、危ない物を部屋のなかに置かないように、子猫の行動に配慮した部屋作りをしなければなりません。

 

動きが活発になることでの事故が多い時期なので、できれば人はいたほうが安全です。

例えば高いところから落下して骨折したり、狭いところに潜り込んではさまれてしまう事故が多いです。

留守番の目安としては、仕事でいない10時間を目安にしましょう。

 

もう1泊くらいしても大丈夫じゃない?と思うかもしれませんが、それはやめたほうがいいです。

ミルクを置いておけば可能かもしれませんが、後悔する結果になるおそれがあります。

 

生後5週~6週目の留守番

生後5週~6週目は、ミルクから離乳食へ切り替わる時期です。

まだまだ体重は450gほどと、本当に小さい赤ちゃんです。

 

10時間以上の留守番は避けたいところですが、どうしても避けられない事情がある場合は、この時期から1泊の留守番ができます。

もちろん、離乳食は自分で食べられて、排泄もきちんとできて、室温の管理と健康状態もばっちりな場合のみです。

前から旅行を予約していた場合はキャンセルしましょう。

 

会社の社員旅行の場合は、わたしなら当日風邪といって欠席します。

親が危篤な状態なら、1泊なら里帰りすると思います。

このくらいの判断のレベルで、1泊するかどうかを決めましょう。

 

安心して1泊できるのは生後4か月目から

いったいいつになったら安心して1泊できるようになるの!?というと、生後4か月目からです。

生後4か月目の子猫は体の抗体もじゅうぶんに定着し、体も大きくなり、ご飯も一人で食べれるようになっています。

 

顔つきは「もう一人前の猫ですよ」という感じで、一泊ほど留守にしたところで問題はありません。

生後4か月未満までは、1泊はさけて、10時間以下の留守番を目安にしましょう。

 

生後6か月までに成長すると、2泊の留守番が可能です。

わたしは3泊目からペットシッターを入れて、お世話をしてもらうようにしています。

 

一番長い旅行で5泊しましたが、その間にペットシッターを3回入れて、エサの補充、トイレの掃除、健康状態のチェック、温度管理などもろもろをしてもらいました。

長く留守にするときは、夏冬はさけて春秋の温暖な気候のときがいいですね。


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