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子猫が寝ないときの原因と対処法。夜泣き対策は一緒のベッドで寝るか構わないこと!

   

子猫は1日のうち20時間も寝てすごしますが、問題があると寝てくれないことがあります。

体力がありあまっていたり、母猫を思い出して寂しくて鳴いていたりと、原因はいくつか考えられます。

うちのさくらも、子猫のとき拾った当初は夜泣きをして、2時間以上鳴き続けるものですから困った時期がありました。

今回はそんな子猫が寝ないときの原因と対処法についてをご紹介します。

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子猫が寝ない原因

子猫は1日のほとんどを寝て過ごします。

猫という言葉は、「寝る子」と書いて「猫」になったといわれるほど、いつ見ても寝ているという動物です。

 

成猫でも1日14時間は睡眠をとって、子猫となると20時間も睡眠をとって過ごします。

これは、大人になるための成長のエネルギーを眠ることで得て、大きく育つようにしているんですね。

 

人間のこどもでも、寝る子はよく育つといいますが、そういうことです。

そんなほとんどの時間を寝てすごすはずの子猫が、なかなか寝ないというのは、何らかの理由があります。

原因を紐解いて、子猫をたくさん寝かせてあげることで、健康にすくすくと育つことができます。

 

体力があり余っている

子猫はよく寝る動物ですが、そのぶん起きているときは寝ている間に蓄積したエネルギーを放つかのように元気よく遊びます。

そのやんちゃぶりは、母猫がいたらいくら自分の子供でもうざがって怒ってしまうほどです。

 

起きている時間に遊びたりと、体力が余ってしまったり、気持ちがすっきりできないので、寝つきが悪くなります。

構ってくれる人がいないと物足りなさ、寂しさを感じてしまうので、起きているときはしっかり遊ぶことが大切です。

 

お腹が空いている

子猫の時期はエネルギーの消化が早く、たくさんのエネルギーを必要とします。

そのため、子猫のあいだはご飯を1日に何度もわけて与えなければなりません。

 

子猫の小さな胃袋では、1回あたり食べられる量がそれほど多くないからです。

子猫が寝ない原因でよくあるのが、このご飯が足りなくて空腹を感じているという原因です。

 

エサの時間の感覚が開きすぎていたり、与える規定量を守りすぎて、その子猫はもっと食べたいのに足りていないのかもしれません。

寝ないで鳴いているのは「お腹がすいたよー!」と訴えている可能性があります。

 

夜でも電気をつけている

とくに猫と寝る部屋を別にしている飼い主がしていることですが、夜、子猫を一人にするとき、寂しいだろうから部屋の電気をつけているということがあります。

明るいほうが寂しくないし怖くないからという親心でしょうが、これは猫にとっては逆効果です。

 

猫は夜目がきいて暗くても視界は見えますし、夜も明かりがついていたのでは、体内の感覚がくるってしまいます。

お昼も明るい、夜も明るいでは、いったい夜はいつで、いつ眠ればいいの?となってしまいます。

 

動物は明るい時間があって、夜暗くなるという自然のサイクルのなかで生きているので、夜は必ず電気を消しておきましょう。

部屋が暗いからといって、寂しいと感じる感覚は子猫にはありません。

 

寝床の気温が適切でない

体温を維持して眠れる場所がないと、眠ることができません。

とくに子猫のあいだは体温調節が下手で、寒さが苦手なので、冬場は温かい寝床でないと眠ることができません。

 

寒い場所で寝てしまうと、体温が下がりすぎて凍死する可能性もあるためです。

家のなかにいたらなかなかそこまで冷えることはありませんが、体温を下げないために、動き回る場合があります。

子猫の寝床はしっかりできているか、体温は保たれる環境にあるかをチェックしましょう。

 

寂しいと感じている

夜は人間が寝静まるので、子猫の相手をする人がいなくなります。

母猫や兄弟猫がいれば寂しくありませんが、子猫を拾った場合などは夜は一人で過ごさなければなりません。

 

昼はたくさんかまわれて、夜になるととたんに静かに誰もいなくなることが、寂しさを増幅させます。

寂しさを感じつつ、遊んでもらいたい、母猫のことを思い出しているなども考えられます。

子猫のあいだは誰かがいつも守ってあげないといけないので、大変ですよね。

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子猫を寝かせるための方法

たくさん遊んであげる

とにかく起きておくだけの体力がなければ、疲れてそのうち眠ってくれます。

子猫は体力がありますが、猫はもともと持久力は長くなく、すぐに疲れてしまいます。

 

そのため、効果的に子猫の体力を減らすためには、10分間猫じゃらしなどのおもちゃで遊んで、休憩をはさみます。

目安としては、子猫がお腹を揺らして呼吸が荒くなるくらいまで遊びます。

 

遊び疲れると、自分でどてっと倒れてしまいますよ。

30分に1回の目安で遊んであげると、効果的に遊ぶことができます。

 

おもちゃにはバリエーションをもたせて、猫じゃらしもいろいろなタイプの物、ボールのおもちゃ、ねずみのおもちゃなどたくさん用意してあげましょう。

手をおもちゃにして遊んでしまうと、成猫になっても手を噛んでくるので、手はおもちゃにしないようにしましょう。

 

お腹いっぱいにする

子猫の月齢にあわせたご飯を与える適正量は、キャットフードの裏に書いてありますが、これはあくまでも目安です。

これだけの量を食べれば、栄養失調にはならず、問題ない限りこれくらいの体重まで増加します。という目安です。

子猫も人間のように個人差があって、食べる量は個々によって違います。

 

標準の量より2倍食べたい!という食いしん坊な子猫もいれば、半分でいいという小食の子猫もいます。

心配しなければいけないのは、小食のほうです。

 

小食の場合は、適正体重に近づけるようにエサを工夫して、なんとか食べてもらうようにしなくてはなりません。

ご飯の量が足りないというほうは、何の問題もなく、食べたいだけ与えて大丈夫です。

 

子猫のあいだはカロリーを消費する量も多く、食べても太らない時期です。

ダイエットを気にするのは、子猫が大人の体つきになる生後6か月からで十分です。

標準のエサの量にまどわされず、子猫が食べたい量を与えてあげましょう。

 

睡眠を邪魔しない

猫は眠りの浅い動物で、目をつぶって寝ていると思っても、そのほとんどがじつは起きている状態です。

眠くてうとうとしている、そんな状態が全体の10分の1を占めているとされています。

 

猫が熟睡できるのはほんの数分で、ほかの時間はちょっとした物音でも聞こえていて、いつでも起きられる状態です。

これはなぜかというと、獲物を見つけたときにすぐ捕まえられるように、自分が捕食されないための動物としての本能です。

 

そのため、子猫であっても物音がしたり、人が横を通れば気がついておきてしまいます。

母猫や兄弟猫と一緒に寝ている子猫は、一匹で眠る子猫より眠りが深く起きにくいというデータがあります。

これは、母猫が自分を守ってくれる安心感と、警戒心があまり発達しないためということです。

 

捨て猫などで一匹で拾った子猫は、母猫から守ってもらえないため早い時期から警戒心がめばえ、すぐ起きるために眠りも浅くなります。

できるだけ子猫の睡眠を邪魔しないように、寝床の横は通らず、ふいな物音もたてないように注意しましょう。

 

テレビや音楽の音は、ふいではなくずっと流れている生活音なので大丈夫です。

とくに注意するべきなのは、眠っているときの子猫を触ってはいけないということです。

睡眠中に触られると、熟睡度が低下して、寿命が短くなるという報告がされています。

 

寝床を快適にする

子猫が質の高い睡眠を得るには、寝床では以下の条件が必要です。

 

・室温を適切に保つ。25度が目安

・寝床を複数用意する

・寝床にクッションやタオルなど柔らかい物を敷く

 

寝床は子猫が好きな場所を選ばせてあげるのがもっともいいです。

押し入れのなかが好きなこがいたり、テレビの横、ベッドの中がよかったりと、好みは千差万別です。

子猫が小さくて段ボールなどで飼っている場合は、毛布などを敷いておきましょう。

 

参考
「子猫に最適な室温。気を付けたい夏と冬の暑さ、寒さ対策!」

 

一緒のベッドで寝る

夜になると夜泣きするという子猫の場合は、一緒のベッドで眠るのがおすすめです。

母猫がいなくて寂しいと感じている場合があるので、人と一緒にいれば夜泣きを軽減させることができます。

 

夜は急に人がいなくなってしまうので、昼と雰囲気が違ってなんだか寂しくなってしまうんですね。

注意しなければいけないのが、生後3か月未満の子猫は小さすぎて、人が寝返りを打った時に踏んづけてしまう可能性があるということです。

 

じつは子猫のあいだはこの事故が多いので、それまでは夜泣きをしてもベッドに入れることはできません。

昼間はじゅうぶんにかまってあげてコミュニケーションをとり、遊んで体力をけずるのが最善の方法です。

 

ここでしてはいけないことが、夜泣きがひどいからといって夜中に起きてきて子猫にかまってしまうことです。

一度でもすると猫は頭が良いので、「鳴けばかまってくれる」と思われ、何度でも繰り返すようになります。

 

ここは心を鬼にして、「夜中は静かな時間」と子猫に教えなければなりません。

構わずに放置していたら、時間はかかりますがそのうち人間の生活サイクルになれて、夜も眠ってくれるようになります。


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