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子猫がじゃれるときの爪と牙が痛すぎ!痛みをわからせるしつけ方法

   

子猫がじゃれてくるとかわいいですが、爪は出すし噛みついてくるし、本気で痛いですよね。

これは子猫特有のことで、兄弟猫と接していない子猫は、喧嘩をしていないので自分の爪や噛むことが痛いこととわからず、力を入れすぎてしまいます。

これは子猫のうちに「痛いんだよ」と分からせないと、成猫になってからも爪を出してじゃれてきます。

今回は、子猫がじゃれるとき痛いことをわからせるしつけの方法をご紹介します。

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子猫のじゃれつきが痛い

子猫はじゃれるとき、爪を出したり指を噛んだりと、手加減を知らずに全力で噛んできます。

これは、子猫は幼少期のころ兄弟猫とじゃれながら遊んで、兄弟に噛まれて「痛い」ということを覚えて、「このくらい噛んだら痛いんだな」と学習します。

 

それでどのくらいまで噛めば甘噛みになるのか、どのくらいまで噛んだら痛いのかがわかります。

そのため、兄弟と遊ぶ暇なく別れた場合は、じゃれあいで痛みを学習することができなくなります。

 

早い時期から野良猫になったり、人に貰われた子猫は、手加減を知らずにじゃれるようになります。

これが子猫といえども、じゃれられるとかなり痛いという原因になります。

 

子猫がじゃれるのは自然なこと

「自分のことを遠くから見張って、お尻をふりふりして襲ってくる。自分は獲物だと思われている」と心配する飼い主さんがいます。

これは本当に人のことを獲物に見立てていて、狩りの練習をしている行動です。

 

これは悪いことかというと、とても自然なことで、生後2か月以降の子猫になら必ず見られる行動です。

本来なら兄弟の猫とじゃれあい、狩りの練習をしあうのですが、兄弟がいないなら、人をみたててするしかありません。

 

人のことを獲物だと思ってじゃれるのは遊びで、子猫の時期が過ぎたらそれほど狂暴なことはなくなります。

この時期だけと思って、相手をしてあげましょう。

 

じゃれつくのはもっと遊びたいサイン

手や足にじゃれてくるというのは、子猫からすると「まだ遊び足りない」というサインです。

元気がありあまっているので、もっとたくさん遊んであげればじゃれてくることを防げます。

猫じゃらしやボールなどで、もっとたくさん遊んであげる必要があるということです。

 

子猫のじゃれるをしつける方法

しつけといっても、猫にはしつけをすることはできません。

キレイ好きで本当は知能指数も高く頭がよいため、トイレやご飯の時間は自分にメリットがあるため覚えますが、それ以外のことは言うことは聞きません。

そのためしつけというよりも、子猫がなぜじゃれついてくるのか、じゃれつかれて痛いとき、どのように対処すればいいのかで対応しましょう。

 

叩くのはNG

じゃれられて爪をたてられて本気で痛かったからといって、叩くのはNGです。

大きくて圧倒的な力の人間が小さな子猫を叩くと、それはしつけでもなんでもなく虐待になります。

 

高い場所から叩かれたということが子猫にとっても恐い記憶となり、これからのコミュニケーションの妨げになります。

本来の子猫らしさを消す行動でもあるので、いくら痛いからといって叩くのは絶対にやめましょう。

 

声を出して叱るのはOK

叩くのはいけませんが、「こらっ!」と声を大きくして、怒るのはOKです。

怒らないとしてはいけないこと、こっちは痛いと思っているんだよということが分からないので、だめなことをしたときは声で叱りましょう。

 

そのとき、「クロ、だめ!」と、猫の名前を読んではいけません。

名前を呼ばれると怒られると覚えてしまうため、名前は呼ばずに、「こらっ」「痛い!」というふうに言いましょう。

 

とくに猫は現行犯ではないと、何に怒っているのか分からなくなってしまいます。

とくに猫は高い声より低い声を恐がるため、できるだけ声を低くしてしつけましょう。

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口に指を突っ込む

じゃれて本気噛みされたとき、もっとも有効な逃れる方法は、口の中に指を突っ込んでしまうことです。

猫の歯は引けば引くほど強く食い込むようになっていて、逃れようとして手を引くのは逆効果です。

逆に、指を口の中に押し込めば、牙が外れ、猫もぐえっとなって口を放してくれます。

 

空いている手を近づける

子猫がじゃれるなかでも最も痛いのが、手を両手でにぎられて、足でばんばんされるの、あれ痛いですよね。

うちでは名付けて「足ばんばん」と言っています。

 

手を動かそうにも爪を出して握られていますし、下には足があり、上にも下にも逃げられない状態です。

何度かあれをやられているうちに、そこから確実に安全に逃れる方法を発見しました。

 

それは、もう一方の空いているてを子猫の頭に近づけて、注意をそらすという方法です。

手を近づけるとその手を見るので、爪の力が緩み、足ばんばんも止まります。

その間に手を引き抜けば難を逃れることができます。

 

自分の手を噛ませる

手を噛んで離さないとき、子猫の手をつかんで、そのまま手を子猫の口に持って行ってしまいます。

すると、子猫は自分の手を噛むことになります。

 

少し工程的に難しいですが、かなり有効な方法で、「あっ痛い!」と子猫が自ら痛みを感じ取ることができます。

兄弟猫がいないとどうしても子猫は自分の牙が痛いことが分からないので、自分で噛ませることで痛みをわからせるしかありません。

 

手をおもちゃにすることはNG

よく子猫が手の動きに反応するからといって、手をおもちゃにして子猫と遊ぶ人がいます。

しかしこれはNGな行動で、子猫が「手=おもちゃ」だと覚えてしまいます。

 

とくに手くらいのサイズは猫が獲物としているネズミほどなので、獲物として考えやすいんですね。

手なら爪を出して思い切り噛みついてもいいんだと思ってしまうので、手をおもちゃにするのはやめましょう。

わたしの場合は、手に厚手の手袋をしてなら遊んでいます。

 

手袋をしているときだけ手で遊ぶので、子猫もわかって手袋を出すと喜んで遊びます。

手袋を脱いだ素手ではいっさい遊ばないようにしましょう。

 

子猫同士のじゃれあい

子猫同士のじゃれあい、かわいいですけど2匹とも真剣ですね。

まさに今2人で痛みの練習をしている最中です。

「にゃ!」と痛そうに鳴いたら、子猫も「あれっ」となって離れているのがわかります。


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