野良の子猫は触っちゃだめ!親猫に捨てられてしまう原因に
2018/06/24
野良の子猫を見かけることがあります。
とても可愛いですよね。こちらを見かけるとどこまでも付いてくることもあるので思わず抱きかかえてしまいがちですけど、それは止めておいたほうがいいのです。
というよりも飼う気がないのでしたら、野良の子猫に触ってはいけません。
それは、親猫に捨てられてしまうからです。
ここでは、野良の子猫について切実な問題をレポートします。
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野良の子猫には触らない
意外と知られていないのですが、野良の子猫に触るのは御法度です。
これは簡単に言うと人間のにおいが野良の子猫に付いてしまうと、親猫が子猫の育児放棄をしてしまうからです。
要は見放してしまうということですね。
もっとも、野良の子猫が一匹でポツンといる原因というのも考えなくてはいけません。
すでに、親猫に捨てられていることも考えられるからです。
野良の子猫が親猫に捨てられた場合は100%の確率で子猫は死んでしまいます。
生後まもなくでしたら、一日も生きてはいけないでしょう。
親猫が育児放棄する原因は?
親猫も何の意味もなく育児放棄をするわけではありません。
命の危険があれば、まずは親猫は自分の身を守る行動を取ります。
ですから、子猫か自分の安全かとなった場合、親猫は割とドライに子猫を見捨てる場合があるのです。
というよりもそれは自然の掟と言った方がいいかもしれません。
親猫が子離れするとき、巣立ちのときなどは敵のように追い立てる場合が多いということですから、それと似たような行動が育児放棄なのかもしれませんね。
親猫が育児放棄するケース
親猫が育児放棄をするケースですが、弱い子猫は見捨てられることが多いです。
親猫が子猫を育てるのが大変と判断した場合ですね。
実際に親猫が育児放棄をした子猫を調べると、先天的な病気を持っている子猫が多かったということです。
生まれつき体が弱い子猫も育てるのが大変ということで見捨てられる確率が高いようです。
野良猫の場合は、厳しい環境で子猫を育てなければいけないので、子猫にも生きていくための生命力が求められるということですね。
子猫も一匹だけではありませんから、弱い子猫に手をかける暇はないということです。
一匹の弱い子猫にかまっているうちに、他の子猫になにかあることも考えられるのです。
ですから、親猫はそういったことを本能的に考えて子猫を見捨てるということですね。
生きていくために餌を調達しなくてはいけない
母猫は育児中であっても自分で餌を調達しにいかなくてはいけません。
さらに、子猫を外敵から守るために何度か住処を変えるのです。
子猫も日々大きくなっていきますから、自分で出歩くことも多くなります。
親猫も住処を放れて餌の調達に行かなければいけませんから、子猫もその間寝てくれていればいいのですが、あたりを徘徊して住処に戻れなくなる子猫も出てくるのです。
そういった子猫は親猫も探してはくれるのですが、はぐれてしまった子猫は自分の力で生きていくことはできないので、死を待つしかないということになりますね。
いずれにしてもついてこれない子猫は見捨てる、というのが野良の猫たちの摂理ということになるんです。
かわいそうですけど仕方がないですね。
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人間のにおいが付いてしまうと育児放棄の原因に…
人間のにおいが付いてしまうと育児放棄になることもあります。
というよりも高い確率で人間のにおいが付いてしまうと親猫は子猫を見捨ててしまうそうです。
それほど、人間のにおいというのは人間同士ではわからないのですが、野良の猫ではすぐにわかってしまうのですね。
猫にとって、人間は怖い存在だということです。
敵でもある人間のにおいが付いてしまうのは大変なことですよね。
子猫に人間のにおいが付いてしまったら、母猫が自分の子供だと思えなくなるくらいなんだと思います。
そのあたりは親猫の気持ちの問題になるので推察するしかありませんが、人間のにおいの付いた子猫は親猫から見捨てられる確率が高いということですから、間違いありません。
そのため、一匹でいる子猫を見かけるとついつい抱きかかえてしまいがちになりますが、それは御法度ということですね。
生後間もない子猫の場合は、恐れを知りませんし、野良の子猫ですから、お腹いっぱいになるということがありませんから、常に腹ぺこの状態です。
そのため起きていたらニャーニャー鳴いていることが多いのです。
親猫はそれで、子猫が起きている間は母乳をあげていることが多いのは鳴かせないようにするためでもあるのです。
子猫が鳴いたら外敵にそこにいるのがわかってしまいますからね。
かわいいけど野良の子猫には触らない
子猫を見かけるとついついかまってしまいたくなります。
しかし、野良の子猫が一匹でいることは稀です。
近くに親猫がいることが多いのです。
何故出てこないのかというと、それは人間がいるからです。
ですから、離れて子猫を見守るようにしましょう。離れることで親猫が現われて口にくわえて草むらの中に入っていくことでしょう。
ずっと見守っていても親猫が現われない場合は、育児放棄などで見捨てられた可能性が高いです。
しかし、親猫に見捨てられたということは、子猫側にも問題があって、体力がない、弱っているなど、生きていくための力が備わってないことが多く、それを人間が保護してもどうしようもできないこともあります。
安易に保護しても、死なせてしまうことにもなりかねません。
できることをしたいというのでしたら、しょうがないですが、野良の子猫の場合は親猫に捨てられるとほぼ100%死んでしまいます。それも運命と思ってあきらめるしかない場合も多いですよ。
一度に産まれる子猫は4匹から6匹
親猫はたくさんの子猫を産みます。
妊娠期間はわずか2ヵ月で、一度に産まれる子猫の数は4匹から6匹です。
一年に一回しか産みませんが、それでも6匹も毎年産むのですからすごいですよね。
ですから、ひどい話ですが、一匹くらい育児放棄してもたいしたことはないのかもしれません。
自然の中では命もそれほど重くはないということですね。
子猫の生命力がすべてといえます。
そして、人間が子猫を保護したら簡単というのも安易な考え方ですし、子猫を見かけたからといってすぐに抱きかかえないようにしましょう。
単に親猫とはぐれているだけかもしれないからです。
そして、子猫は親猫といるほうが幸せですから、人間が子猫を飼うのは自然の世界ではありえないということも覚えておいたほうがいいですね。
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