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子猫がなつかないのには原因があった!仲良くする4つの方法

      2018/04/28

猫は警戒心が強い動物ですが、子猫のころは警戒心が低く、人間に慣れさせれば大人になっても甘えてくれるようになります。

しかしなかには、あまり子猫がなつかないと困っている飼い主さんもいます。

たまに相談を頂くことがありますが、その飼い主さんたちは子猫たちが嫌がる、共通のポイントがありました。

今回は、子猫がなつかない原因と、仲良くする方法をご紹介します。

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子猫がなつかない要因1:飼育環境の物音

初めて子猫を飼おうと思う方の中には、「子猫をもらってきた」とか、「子猫を拾ってきた」あるいは「ペットショップから、生後2ヶ月の小さい子を買ってきた」などの理由があるはずでしょう。

多くは親猫から離れた子猫1匹のパターンです。もっとも子猫がなつかない要因の一つでもあるのが、親と離れて人に飼育された約2週間目くらいまでの子猫です。

 

こうした子猫のがなつかない要因は、環境の違いが最も大きいのですね。

特に飼育環境が一変する環境では、見たことがないもの、見たことがない空間にしばらくびっくりして、不安にかられ、子猫はいつまでも鳴いて、親を探したり、兄妹を探したりするものです。

子猫がなつかない一番の要因は、やはり環境が突然変わってしまうことです。

 

子猫がなつかない要因2:声のトーン

子猫は、非常に声のトーンに敏感で、男性の太く低い声を恐れる傾向があります。

猫は高いトーンの声を親猫と同じ、あるいは同じ猫の仲間として認識する傾向が強いです。

 

子猫もなつかないのは、声が人間の日常会話の時の太い声や、トーンに対して異質な感覚を持っているからともいえます。

騒がしい環境で生まれた子猫は、周囲の人の声や物音は単なる雑音で、それほど気にしていませんが、一般家庭に飼われ始めた子猫の場合は、人の声や物音にはビクビクして恐れる傾向があります。

一つ一つの物音や話し声が、非常にハッキリと区別できるので、こうした「人にとって静かな環境」というのは、子猫が最初のうちはなかなか、なつかない要因となるのです。

 

子猫がなつかない要因3:兄弟がいた可能性

前述した中でも説明しましたが、子猫の中には生まれた時に1ヶ月以上、親猫と同時に生まれた子猫たちと過ごしてきた子も多いものです。

例えばペットショップの場合は、生後2ヶ月を超えたら販売できますので、ギリギリ2ヶ月で売り場に生体展示されている事が多いのです。

 

ただし、ペットショップの中には、感染症の危険性が少ないため、子猫同士を種類が違っても、一つのケージで一緒に管理している場合があります。

これは、子猫販売では、やはりブリーダーの親元から離れて別の環境に移動して管理するため、少しでも子猫の不安を取り除くための工夫なのです。

 

また拾った子猫などの場合も同じで、大抵の場合は1日中、親や兄妹を探して鳴いている状態で発見される事が多いのです。

たくさん生まれた子猫の親元から子猫を譲ってもらった場合も同じです。

 

子猫がなつかない要因4:ひとりぼっちが長いこと

一人暮らしの人が子猫を飼い始める場合は、どうしても日中は仕事などで、子猫には餌と水だけでしばらく、

ひとりぼっちで過ごさせるケースが増えてしまいます。猫は集団で群れる暮らしは好みませんが、全く猫がいない環境には居着くこともないのです。

 

子猫がなつかないのは、一緒にいる飼い主さん自体を、自分と同じ猫の様な存在と思われていないからです。

猫は、同じ猫には強い関心があります。

子猫でも、最初に飼い主さんや飼育される環境の中での家族に対しては、自分と同じ様な存在とは、なかなか子猫では受け入れられない状況が続きます。

 

子猫がなつかない要因5:野外に慣らしてしまうこと

親元で育った子猫の中には、野外で飼育された子もいるものです。

そのような子猫は、室内環境自体が異質で、なつかないのもそうした環境の違いによるものです。

 

しかしながら子猫を飼育する上では、野外に小さい時から出してしまうのは、感染症などの危険から好ましくありません。

なかなか窓辺で外に出たいと鳴く姿にめげてしまいそうになりますが、そこは心を鬼にしてでも、子猫は室内で育てていくのが基本中の基本です。

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子猫と仲良くなる方法1:とにかくいつも話しかけよう!

私の経験上では、5匹同時に生まれた兄妹たちの親元から、生後3ヶ月程度で引き取ってもらってきた子猫でしたが、最初の1週間は飼育途中で涙が流れるほど、ちょっと悲しい出来事もいくつかありました。

ある日、あまりに鳴くので、少し外の空気を吸わせようと室内から出して、家の眼の前の原っぱに連れていったのですが、より一層鳴き声が大きくなり、それは「自分の兄妹や親を探していた」ということに気が付かされました。

 

ちょっと動揺して泣いてしまったわけですが、それ以降、自分が親代わりになることを決意し、部屋にいる時は子猫のそばを離れないように常にかまってあげるようにしてから、2週間くらいで鳴き声は少なくなりました。

一晩中鳴いていることもありましたからね。

 

子猫を飼育しようと思う方は、「なかなか、なつかない」と諦めずに、手元に常に子猫を見守りながら、触ったり、撫でたり、話しかけたり、名前を呼んだりして、関心を環境が変わった不安から逸してあげるように、色々と子猫中心に生活を変化させるのが良いですね。

特に環境が変わった中では、子猫は物音に非常に敏感ですので、静かな部屋をしばらくは子猫専用の飼育環境として維持していくのがベストです。

 

子猫と仲良くなる方法2:しつけは考えず、赤ちゃんと同じ様に接しよう

普段よりも、子猫に対しては、恥ずかしがらず、男性でも少々声のトーンを高くすると、子猫がなかなか、なついてくれない、そういった期間が短く出来ます。

また笑い声なども、そこそこ大きくても子猫はあまり驚きませんが、叱りつけるときのような、音量の大きな低い怒鳴り声は、子猫にとっては脅威に感じるものです。

 

小さなお子さんがいる家庭では、子供を叱るときは近くに子猫がいないほうが、より早く子猫はその家庭になつかないことを防げます。

また子猫に限らず、猫全般に言えることは、家庭内の不和、つまり家庭内で常に怒ってばかりの環境が常にあると、家から飛び出して別の環境を探す、放浪する癖をつける要因にもなります。

 

また子猫周辺で、大きな音量で映画やドラマをテレビで視聴することは良くないです。

音量を下げるか、出来るだけ子猫が室内で遊んでいる時は、大きな声、大きな物音は出さない工夫が必要です。

 

子猫と仲良くなる方法3:子猫の関心を別のものに変えてあげよう

特に我が家がそうでしたが、兄妹の多い子猫は、最初の1~2週間は、鳴いてばかりで、なつかない事が多いのです。

この時誤って「鳴き声がうるさい」と思うと、急にしつけに関心がついてしまいます。

 

しかし、猫の鳴き声は、しつけでどうにか出来ることはありません。

気長に餌を与えながら、触ったり、声をかけたり、子猫と接触する回数を増やして、子猫の関心をそれまでの環境、それまでの親や兄妹たちとの記憶から遠ざけるような、ボディタッチを含めたコミュニケーションが不可欠です。

 

子猫と仲良くなる方法4:いつも一緒が子猫に安心感をあたえます

せめて子猫が4ヶ月以上を経過するまでは、出来るだけ子猫と過ごす時間が長いほうが良いです。

通常の親猫が子猫を育てる期間は、授乳が終わっても2週間程度は親の目の届く範囲で遊んでいます。

 

したがって、猫の親とは違う飼い主さんの場合は、一人暮らしでも出来るだけ早くに帰宅してあげて、子猫と一緒に過ごす時間を長く持つようにしてください。

猫は夜行性の動物なので、深夜まで遊んでいても、翌日の昼間はほとんど寝て過ごすので、あまり問題にはなりません。

とにかく、なつなかない子猫を早くなつかせるためには、出来るだけ密接なコミュニケーションが必要なのです。

 

子猫がなつかないのは、まだ年齢が若いから

どんなになつかない子猫の場合も、慣れてくれるのは2週間ほどあれば大丈夫です。

通常の飼育の仕方なら、長くても3週間かかることはありません。

 

ただ、4ヶ月を経過して野外に出して自由にさせてしまうと、今度は慣れているといっても、猫の生活拠点は家の中以外に移ってしまうので、そこは十分注意が必要です。

猫の飼育にあまり広大な環境は準備しなくても平気です。

 

それよりも、猫が遊ぶスペースを、床だけではなく、人の目線くらいの台や、猫が普段から上がれる場所を増やすのが良いですね。

特に出窓や、小さな窓辺などは、猫がいつでも上がって外の景色を見られるように、子猫の時から準備しておくと良いです。

年齢が上がるにつれて、猫はその環境になれてくれます。


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