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子猫の離乳は1か月目からを目安に始まる。離乳食へ移行しコミュニケーションをとる方法

   

子猫の離乳の時期は早く、乳歯が生える1か月目あたりから始まります。

離乳できるのは個人差がありますが、多くの子猫は生後3か月までには離乳します。

ミルクを飲んでいる間は栄養も偏ってしまうため、離乳はできるだけ早くすすめたほうが子猫の成長の助けになります。

今回は、子猫の離乳の時期と母猫との関係、離乳の方法についてをご紹介します。

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乳歯が生える1か月目が離乳の時期

子猫の離乳は、乳歯が生えてきたころ、生後1か月ごろを境に始まります。

乳歯が生えたことにより、ミルクだけでなく柔らかい離乳食が食べられるようになります。

たくさんの栄養とエネルギーをとるためにも、離乳食への移行は積極的に行っていきましょう。

 

母猫の母乳は子猫が飲む限り出続ける

母猫の母乳はいつまで出るのかというと、子猫が飲み続ける限りは出続けます。

刺激を受ければ出る仕組みなので、子猫の離乳が遅ければそれだけ母乳は出続けます。

とても甘えん坊な子猫で、6か月になってもまだ母乳を吸っているこがいました。

 

ドライフードも食べているのですが、その後の母乳を欠かさないこでした。

母猫もそれほど大きな子猫は、我が子とはいえ歯があたって痛いだろうに、親ばかなのか耐えて母乳を与え続けていました。

 

ふつうは歯が当たって痛いので、ある程度子猫の歯が生えてきたら母猫が嫌がって完全に離乳になります。

その後里子に出したので強制的に離乳になりましたが、里子にだしていなければ今も吸い続けていたかもしれません。

 

そしてこの母乳が出続けるのはじつは人間も同じで、赤ちゃんが大きくなっても、飲み続ける限りは母乳が出るそうです。

日本は甘え癖がつくからとはやめの離乳が基本な国ですが、外国ではこどもとのコミュニケーションを重視して、小学生になっても母乳を飲ませる国もあります。

 

早く離乳したほうが成長する

なぜ早く離乳したほうがいいかというと、母乳や人工ミルクだけでは、栄養が足りないからです。

離乳して固形食を食べ始めると、子猫は栄養がたくさん体に入るので、一気に大きくなります。

子猫は生後6か月ほどまで体の成長が続くので、できるだけ早く離乳させたほうが、体が健康になりどっしりとした体つきになります。

 

母猫がいる場合の離乳の判断

母猫がいる場合は、離乳の判断は母猫に任せておきましょう。

無理やり母乳を吸うのを邪魔したり、母親に会わせないなどはする必要がありません。

 

猫には猫同士のコミュニティがあり、それが家族の形です。

わたしたち人間は子猫を見守り、ぶじに成長してくれればそれでいいんです。

 

離乳は母親の性格によるところが大きく、母猫にどれだけ忍耐力があるかにかかってきます。

母猫に任せていると、生後1か月ほどでは離乳しないことが多く、離乳食を食べていても母乳を飲むといった具合になります。

多くは歯が生えて母乳を吸うとき痛みが出始める、3~4か月ごろに離乳することが多いです。

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母乳を飲んでいてもフードを与える

母乳を飲んでいるからといって、離乳食やふやかしたフードを与えていないと栄養が偏ってしまいます。

体つきが小さく、平均体重に到達しないので、必ず母乳を飲んでいてもご飯を与えてお世話する必要があります。

 

母乳をたくさん飲んでフードをあまり食べてくれないという場合は、できるだけおいしいフードを選んで食べさせるようにしましょう。

徐々に母乳では物足りなくなって、フードに馴染んできます。

 

母猫がいない場合の離乳

捨て猫などで、母猫がいない場合の離乳は、生後1か月~2か月の間を目安に行います。

ドライフードをふやかすときなどミルクを使っていいので、離乳しようと決断しても、完璧にすぐに離乳させなくていいです。

水分をとることも大事ですし、徐々にミルクを控えて行って、最終的に離乳ができればOKです。

 

離乳の時期をすぎても問題はない

子猫にとって、離乳することは母猫と離れることなので、本能的に寂しいと感じ、離乳を阻止しようとします。

これは子猫の性格によるところが多いですが、離乳食を食べなかったり、ミルクばかり飲むこがいます。

 

まだ飼い主からかまわれながら、いいこいいこされながらミルクを飲みたい年頃なんですね。

そのため、ベストな離乳のタイミングは生後1か月~2か月ですが、それを過ぎても問題はありません。

 

必ずミルクと一緒に固形食も食べさせておけば、大きく栄養が偏ることもないでしょう。

離乳食を食べない原因はいろいろあるので、「生後4~8週目の子猫の離乳食の与え方。食べないときの原因について」をご覧ください。

 

コミュニケーションをとろう

離乳を進めるためには、ミルク以外のことでコミュニケーションをはかり、興味関心を育ててあげることが大切です。

子猫とおもちゃでたくさん遊んだり、夜は一緒に眠ったり、窓の外を見て鳥を見せてみましょう。

 

たくさんのことが刺激になる時期なので、気持ちが成長していけば、自然に離乳ができるようになります。

とくにミルクを与える係の人は、子猫が母親だと思いやすいので、ミルク以外のことでたっぷりコミュニケーションととりましょう。


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