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子猫がよく持っている寄生虫まとめ。危険な寄生虫と駆除方法

      2018/03/17

生まれたての子猫を譲り受けた場合は大丈夫なのですが、問題なのは拾ってきた子猫です。

それまで、どのように生活していたのかわからないので、中には寄生虫が宿っている子猫もいるかもしれません。

お腹の中に寄生虫が住みついている子猫は危険がいっぱいです。

子猫の中の寄生虫の駆除方法を紹介します。

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子猫と寄生虫

拾ってきた子猫でしたら、寄生虫が住み着いている可能性はかなり高いですよ。

というか自然界の生き物でしたらたいていは寄生虫が住み着いていると考えていいでしょう。

 

家で飼っている子猫だからと安心していても、外に出る習慣があるのでしたら、外で食べたもので寄生虫が住み着くということが十分に考えられるのです。

寄生虫が住み着いてしまうと様々な病気の原因となります。

寄生虫はお腹に住み着くことが多く、消化物を栄養源にしています。

 

さらに腸に住み着くことで血液を栄養源にする寄生虫もいます。

寄生虫が住み着くことで起こる様々な問題についてここで説明しますね。

 

子猫に寄生虫が住み着くとどうなる?

子猫の体に寄生虫が住み着いてしまうとどうなるのでしょうか。

まず元気がなくなりますね。そして、動きが鈍くなることがあります。

ひどいときはおなかがぷくんと膨れてくるんです。

そして下痢がひどくなります。

 

一番気をつけなくてはいけないのが発育不良です。

以上のような症状は特定が難しいのですが、まずは病院に相談に行きましょう。

 

寄生虫が住み着いていても普通に生活して何も問題のないような場合もあります。

寄生虫によったり、子猫の健康状態にもよるので一概にはいえません。

基本的には定期的に病院で検査を受けるなりの処置をしたほうがいいのは言うまでもないですね。

 

うちの猫が我が家に来たときは拾って子猫でしたから、異常が出る前に病院で検査してもらったんです。

そしたら寄生虫がいるということで、薬の投与で排除しました。

 

注射を打つこともあるようですけど、まだ生後間もないくらいの子猫でしたから、様子を見るのかなと思ったら早いほうがいいからということでの、投与となったんです。

場合によっては人間にも移るということですから、寄生虫対策はすぐにでもしたほうがいいですよ。

 

子猫と寄生虫と病気

子猫のかかる病気として名高いのが犬猫回虫症です。

他には瓜実条虫症、エキノコックス症などがあります。

いずれも、人間にも感染する危険な病気です。

 

子猫を媒介して人間に移りますから、子猫の定期的な検査は大切ですよ。

特に外を出歩く猫というのは何を食べているか分かりません。

 

寄生虫の多くは口から入ることで住み着くので、最近は家の中で飼うのがほとんどで外に出る猫は少なくなっているのが現状ですね。

猫は外を出歩かなくても大丈夫です。

家の中で飼ってしっかりと遊んであげるだけでもいいですよ。

 

子猫の回虫症

寄生虫の代表選手とも呼べる回虫について説明します。

猫の回虫症は「猫回虫」と呼ばれています。

猫によく寄生する回虫として有名です。

 

猫回虫の体長は4~12cmくらいで、白もしくは黄白色の細長いヒモ状の回虫です。

見た感じではミミズを細くしたようなものですよ。

猫回虫の幼虫は、子猫の全身に存在します。

 

成虫は小腸などの消化管に落ち着くようになり、子猫が食べたものを養分として生きているのです。

回虫が寄生した子猫のうんちに高確率で回虫の卵が含まれています。

回虫の卵自体に感染力はないのですが、うんちを放置しておくことで卵から幼虫がかえり、幼虫が感染力を持つことになるので気をつけましょう。

 

猫回虫の感染経路

回虫の感染経路は経口感染です。

猫回虫の卵を食べることや、すでに回虫が寄生しているネズミや鳥を食べることで感染します。

回虫はとても抵抗力が強いので、土の中でしぶとく生き続けています。

 

強い生命力で、感染の機会を伺っているということですね。

猫回虫の卵は地面や水たまりなど身近なところにたくさん存在しています。

 

猫が外で水を飲むことや、知らないうちに体に回虫の卵が付いていて、毛づくろいで卵を舐めてしまって口の中に入ってしまうケースもあるのです。

また、稀にですが、回虫に感染した母猫の母乳から子猫に回虫が感染するケースも報告されています。

 

猫回虫は人間に感染します

猫回虫は人に感染します。

猫への感染と同じように経口感染するのです。

幼児の感染例が多く、猫を飼っている家庭では注意が必要ですね。

 

人に感染した場合、症状は個々で異なります。

主に発熱や咳、全身の倦怠感、さらには食欲不振や肝臓の腫れなどの障害などが起こります。

また、視力障害などが起こる場合もあります。

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猫回虫を放置すると

成猫の場合でしたら、猫回虫に感染しても症状が出ないこともあります。

しかし、子猫の場合は危険で重症化することもあります。

一度寄生するとずっとそこに常駐するのが猫回虫の特徴です。

 

ですので、放置していても自然治癒は見込めないのです。

猫回虫の成虫は肉眼で見ることができます。

 

子猫のうんちに白いひも状のものが見えたら回虫の可能性が高いですよ。

病院に便を持ち込んで検査をしてもらうようにしてもいいでしょう。

検査は検便によって行われます。

 

1回あたりの検査代は1500円ほどとなっています。

うちの猫も定期的に検査してますよ。

痛い出費ですけど、人間にも感染することもあるので、気を付けたいところです。

 

回虫の駆除方法

回虫の駆除するにはどうしたらいいのでしょうか。

駆除方法は病院にまかせるしかありません。

駆除にかかる費用ですが、治療費が概ね2,000円で、駆虫剤が1,000円から1,500円程度となっています。

 

子猫の感染が明らかになったときに、駆虫剤を子猫の皮膚に塗ったり飲ませたりすることで回虫の駆除を行います。

猫を多頭飼いしている過程では、一匹だけではなく、全匹同時に検査するようにしてください。

 

猫回虫の予防と対策

猫回虫の予防は、定期的な検査が欠かせないのは言うまでもありません。

駆虫薬を定期的に飲ませルことも大切ですし、子猫を完全な室内飼いにしてしまうのがもっとも効果的です。

 

室内飼いにした場合、子猫が誤ってうんちを食べてしまわないよう、常にトイレシートを清潔に保つことが大切です。

人への感染を予防することも大切で、外から帰宅したときは手洗いやうがいを励行してください。

土に触れた場合、特に念入りに行うようにしましょう。

 

子猫と寄生虫のまとめ

子猫の寄生虫のもっとも多い例として回虫を中心に書きましたけど、他の寄生虫も感染経路は口ですし、症状も似たようなものです。

拾ってきた子猫のほぼ100%が回虫に寄生されていると考えてもいいようです。

生活環境に慣れさせることも大切ですが、まずは病院にいって寄生虫の駆除をしてもらったほうがいいでしょう。

 

寄生虫の駆除は簡単にできるの?という不安もあるかと思いますが、ホームセンターの駆虫薬でも寄生虫の駆除はできますし、より確実に安全に行うのでしたら、病院の先生にまかせたほうがいいでしょう。

家の猫も子猫から成猫になるくらいまでは自由に外を出歩かせていたんです。

 

それほど寄生虫の知識もありませんでしたからね。

それが、ひょんなことから病院に診てもらって回虫が寄生しているということがわかって、すぐに駆除してもらいました。

 

先生に話を聞いたり自分なりに調べたりで、外に出る猫のほとんどが寄生虫が住み着いているということで、それから気をつけるようになりましたよ。

猫は外を自由に出歩かせたいという意見もありますけど、家の中でも十分に幸せだと思います。

しっかりと遊んであげることで寄生虫に感染する危険も少ないですし、何よりも寿命が延びるのでいつまでも愛する猫と一緒にいることができますよ。


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