子猫の涙が出るのは病気?原因と自宅でできる治療法まとめ
2018/06/09
子猫の目に涙…動物が涙を流すのは悲しいというよりも何かの病気を疑ったほうがいいでしょう。
涙を流していなくても、涙を流した痕跡がある場合もあります。
ここでは、子猫の涙の原因から対処法まで詳しく紹介します。
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猫の涙は異常のサイン
子猫の涙には何らかの「サイン」があるんです。
しかし、子猫を飼うのが初めての人でしたら、涙を流すのがどういったサインなのか悩んでしまいますよね。
それが病気だったとしたら対処したらいいのか困ってしまうことでしょう。
子猫の涙が病気によるものかどうか、原因などがわかれば、病院につれて行くべきか判断できると思います。
猫の目からも涙が出るの?
そもそも、子猫の目から涙が出る者なのでしょうか。
普段子猫が涙を流す場面を見ることがないですから、子猫の目に涙の跡や変色などがあったら不安になってしまいますよね。
根本的な問題なのですが、猫の目から涙って出るのでしょうか?
答えは、「YES」なんですよ。
そして、それは悲しいからではなくて、子猫の涙は目に異常があるときのサインなんです。
猫は人間のように悲しくて涙を流すということはありません。
普通にしていて涙を流すということはないんです。
子猫の目の大きさ
子猫の目ってよく見るととても大きいですよね。
子猫の目はとても大きいので、細菌やウイルス感染などの疾患の出る可能性がすごく高いんです。
それと猫同士の喧嘩による怪我のリスクもあります。
子猫の涙の原因
子猫の目の中に異物が入ったり、煙が目に染みる、さらにはアレルギー等の生活における事柄が原因となるケースがほとんどですよ。
他にもいろいろな原因があります。
涙の過剰分泌
動物は涙を流さないわけではありません。
というよりも涙を出しているんです。
そうしないと瞬きができなくなりますからね。
涙の働きは目の保護ですから、常に目というのは潤っていないといけないのです。
そこで、子猫の涙の排出なんですけど、涙を出すといったシステム自体は正常だとしても、子猫の涙の生産量が異常に多くなってくると、涙の生産過多となってしまって、排出しきれなかった涙が目頭に溜まってしまうんです。
涙が目頭に溜まるとどうなるの?
子猫の目頭などに涙が溜まってくるとどうなるのでしょうか。
多くの場合、結膜が赤くなってしまいます。
涙の生産量が増える原因として、次のことが考えられるんです。
・目にゴミや毛といった異物が入ってしまった
・眼瞼内反症によって持続的な眼球への刺激がある
・結膜炎、角膜炎、眼瞼炎といった目の炎症によるもの
・眼輪筋の衰えによることの瞬きの減少
異常のことが考えられるんです。
難しい言葉も書いていますけど、どれも人間にも起こりうることですから、基本的なメカニズムというのは猫も人間も大差がないということですよね。
涙の排水システムの目詰まり
涙を作りすぎるというわけではなく、涙の産生量は正常であったとしても、それを体外に出す涙の排水システムに問題ある場合もあるんですよ。
そうすると、排出しきれなかった子猫の涙が目頭に溜まってしまうんです。
この場合、子猫の結膜は白いままです。
子猫の涙の排水システムのトラブルでは以下のことが起こります。
・鼻炎、副鼻腔炎による鼻涙管を圧迫する
・鼻腔や上顎骨周辺の腫瘍ができる
・涙嚢や涙小管の炎症が起こる
・排水する穴が生まれつき閉じていることがある
以上のことがあげられます。
難しく書いていて大変そうですが、意外とこういうのは起こりやすいんですよ。
子猫の中でもペルシャ猫やヒマラヤンなどは鼻ぺちゃ顔が多いんですけど、そんな品種では顔面の骨格が鼻涙管を押しつぶすのでどうしても涙が詰まりやすくなるんだそうです。
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子猫の涙の病気はどんなのがあるの?
子猫の涙は病気の可能性も高いんですよ。
子猫の目の涙以外にも、粘りのある目やにが出たり、目の充血や瞳の色の変化などの症状が出た場合、病気の可能性が高いですね。
次に子猫の涙に関する病気とその諸症状を挙げてみます。
流涙症
読んで字の如しですね。
常に泣いているんです。
原因は、遺伝的欠陥あるいは後天的感染ということです。
子猫の涙を鼻の奥へ排出する器官が狭まったり詰まることで、涙が止まらなくなってしまいます。
対策は病院で診てもらうしかありませんが、特効薬というのはなさそうです。
常に泣いている状態ですが、症状が和らぐ場合もあるので、常に涙が出ているということではないですね。
治療によって症状が緩和することもあるようですが、完治までは期待できないようですよ。
結膜炎
人間でもよく見られる病気です。
これにかかると、涙だけではなくて、鼻水・くしゃみ・目やにが止まらなくなってしまいます。
原因は、細菌やウイルス等になります。
子猫の涙の病気の中でも多く見られる病気です。
ありがちな病気なのですけど、細菌やウイルスが原因となるので、治療が厄介な場合が多いんですよ。
結膜炎が高じて炎症がひどかったり長引いたりすることで、子猫の目の周りが腫れて目が開かなかったり、眼球とまぶたが癒着することもあるんです。
結膜炎の症状が出たら、できるだけ早く病院へつれて行って治療してもらったほうがいいですよ。
白内障・緑内障
白内障や緑内障となると、人間では高齢者がかかる目の病気というイメージですけど、猫の場合は子猫でもなるんですよ。
症状としては、涙を流して、柱や物に頻繁にぶつかります。さらに瞳の色がおかしくなるので症状としてはわかりやすいのが特徴ですね。
白内障になると、目の水晶体が白く濁ってしまって視力が低下してしまうんです。
そして、緑内障は眼圧が高くなって視野が狭くなります。
どちらの場合も目が見えにくくなってしまうので、子猫の様子を見ているとよくわかりますよ。
特に緑内障の場合は激しい痛みや結膜炎・角膜炎の疾患が併発することがあるので、すぐにでも病院に連れていくようにしてください。
子猫の涙は放置していいの?
たかが子猫の涙…そう思う人が多いと思います。
人間だったらあくびをしても涙が出るのですから、涙が出るのも普通くらいに思ってしまうんです。
確かに涙が出ないほうが大変ですから、涙は出たほうがいいですよ。
それでも、子猫の場合は涙の量が健康のバロメータになりやすいんです。
子縁故の涙や目やには、こまめに拭き取ってあげましょう。
涙が止まらないようでしたら、何かの疾患の原因が考えられるので、病院に連れていってあげてくださいね。
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