お腹がぐるぐるなりやすい子猫の下痢の原因。症状別にみる治療方法
子猫は体力がないので、病気にもかかりやすく、ひどいときは死んでしまうこともあります。
子猫の場合、下痢なども起こしやすく、その症状から速やかに原因を探り適切な治療をすることが望まれます。
子猫の健康のバロメータはうんちにおしっこです。
下痢をしても元気ならそれほど心配はないのかも…それでも注意深く見守る必要があります。
今回は、子猫がおこしやすい下痢の原因と症状、治療法についてをご紹介します。
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子猫の下痢
何が原因で下痢をするのか…急にうんちがゆるゆるになって心配する飼い主さんも多いことでしょう。
子猫の時期はとかくいろいろな症状が出てやきもきさせられるのですが、下痢はさすがに心配です。
子猫の下痢の原因と症状、そしてその対策についても紹介します。
ひどいなと感じたときは病院に連れていって適切な治療を受けてください。
生まれてからしばらくはミルクを与えます。
母猫が与えてくれたらいいのですが、里親の場合はすぐにでも飼い主が世話をすることが多く、哺乳瓶を使ってミルクを飲ませることも多いでしょう。
子猫はミルクが大好き
子猫のミルクの飲み方がまた可愛いので、ついついたくさん与えてしまいがちになります。
わたしの場合も経験があるのですが、子猫のミルクの飲みっぷりがいいのでミルクをたくさん与えすぎてしまったのです。
それに、ミルクをちゅーちゅー飲む姿も可愛かったですからね。
子猫の場合はミルクを飲み過ぎると、それが体の中でミルクを処理できずにそのままうんちとなって排出すぐ場合があります。
それが緩いうんちとなって出てくるわけですね。
あまりにも飲み過ぎると、ミルクのままうんちが出てしまうこともあるようです。
この場合は単なるミルクの飲み過ぎですから様子を見るようにしましょう。
少し時間を開けたら通常の便通になれば大丈夫ですよ。
子猫の下痢の原因
子猫の下痢の原因の第一は、ミルクに問題がある場合が多いです。
食べたものに対しての下痢ですから、ミルクが下痢の大きな要因と考えましょう。
粉ミルクですから、分量が正しいかなど、基本的なところから探っていかなければいけません。
また、ミルクの成分に対してのアレルギーも考えられますから、ミルクが原因と思われたらその対策として、ミルク自体を変えることで様子を見てみましょう。
ミルクが子猫の下痢と特定できれば、ミルクを変えることで下痢の症状が柔らいでいくことでしょう。
ストレスを疑ってみる
子猫の下痢の原因として、ミルクに問題がなく健康状態も良いようだったら、ストレスを疑ってもいいかもしれません。
母親から離れたことが原因の場合もありますし、新しい環境に慣れていない場合に、食欲がなくなったり下痢を起こしたりするのはよくあることですよ。
うちの猫も子猫のときは良く下痢をしました。
普通にミルクも飲んでいるし、ペットフードも問題がないようだったので、心配だったんですけどね。
ストレス性の下痢の場合は環境に慣れることで次第に落ち着いていきますよ。
ペットフードの問題
ペットフードも子猫の下痢に大きな影響を与えるようです。
子猫の場合もいつまでも哺乳瓶にミルクというわけにもいきません。
歯も生えてきた頃を見計らうようにして離乳食も進めていかなければいけません。
このミルクとペットフードの切り替え時期、いわば離乳食の時期というのはうんちも下痢気味ですよ。
というかミルクの時期のうんちは柔らかいですからね。
これは人間のあかちゃんと一緒です。
ですから、心配ないですけど子猫の場合は体力がないのでいろいろな病気にかかりやすいので、下痢でも子猫の症状をしっかりとチェックするようにしてくださいね。
アレルギーの問題
子猫もアレルギーがありますよ。
ですから、離乳食の時期にペットフードが子猫と合わないときもあるのです。
アレルギーの症状を出すときもあるので、子猫の症状をしっかりチェックしてあげましょう。
特にペットフードが合わないと、とっかえひっかえいろいろ変えると思うのですけど、その際は成分チェックもしっかりするようにしてください。
闇雲に変えて、大丈夫だからOKというのではなくて、成分でしっかりと選ぶようにしないと飼い主失格ですよ。
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病気が原因の下痢
恐いのは病気が原因の場合ですね。
特に吐き気の伴う下痢の症状が見られた場合は、すぐに病院に連れていってください。
それと、うんちに血が混じっている場合や粘膜が混じっている場合は心配ですから、できるだけ早く病院で治療を受けてください。
元気だったらまだ安心なのですが、だんだんと衰弱する場合が多いのでそういった場合もしっかりとケアしましょう。
寄生虫が原因の場合
子猫がよくかかるのがコクシジウム症という病気です。
寄生虫が原因の病気で、これにかかると下痢になる場合が多いです。
コクシジウム症は、生後数ヶ月までの子猫に多くみられますよ。
寄生虫が子猫の小腸に寄生して、主な症状として下痢を引き起こすのです。
症状が重くなると、粘膜や血の混じった下痢のうんちになります。
思い場合は、痩せて発育不良になります。
これは、適切な治療をしなかった場合ですよ。
結果的に死に至ることもあるので、異常を感じたらすぐにでも病院に連れていってください。
ウイルス性感染症が原因の場合
子猫がかかる感染症がいくつかあります。
猫汎白血球減少症、コロナウイルス感染症などがウイルス性感染症の代表例なのですけど、これらも症状として下痢になることが多いのです。
下痢の他の症状としては、感染初期では、元気がなくなって発熱します。
そして食欲がなくなるので体重が減少する症状が現われます。
さらに、嘔吐するなどの症状も見られるのです。
そして、猫汎白血球減少症は、トマトジュースのような血便になります。
このようなうんちになると明らかに異常ですから、すぐにでも病院に連れていってくださいね。
子猫の下痢の対策
離乳時の場合の下痢はたいしたことがない場合が多いです。
それでもうんちはしっかり確認すること、体調など子猫の症状もしっかりチェックしてくださいね。
子猫の場合は、ワクチン接種がとても有効な対策となります。
子猫のときのワクチン接種はいわば飼い主の義務と考えておきましょう。
寄生虫や感染症は、子猫にとってはとても恐い病気です。
症状なども加味しながらうんちをチェックする習慣をしっかりともって、異常があったら病院にかかるということを徹底するようにしましょう。
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