色はどう?元気はある?子猫の血便からみる症状の緊急度と治療法
2018/03/12
可愛がっている子猫のうんちが血まみれになっていたら相当びっくりしますよね。
子猫の血便はそれほど珍しいことではありません。
しかし、症状によっては急いで病院に連れて行かなければいけないこともあります。
まずは、子猫の状態をしっかりと見定めないといけません。
ここでは子猫が血便をした際、「元気な場合」・「鮮血が混ざっている場合」・「下痢をしている場合」・「粘液が混ざっている場合」など、子猫が血便をした時にその他の症状などと合わせて、原因や対処法をご紹介します。
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子猫の血便
子猫って体調の変化がすごいんですよ。
わたしが飼っている猫が子猫のときは下痢や嘔吐なんかはしょっちゅうでした。
下痢や嘔吐のときは意外と元気でけろっとしてるんですよね。
それでも、何か問題があるんじゃないかと思って病院に連れていって診てもらったら、先生のほうも元気そうだったら大丈夫っていってくれて、それでも心配だったらいつでも来てくれてかまわないからなんて言うんですよ。
もっとも、検査するわけじゃなくてただの診察だからそんなものかもしれませんよね。
猫だけみてるわけじゃないから病院の先生も大変だなって思います。
血便は心配
話が逸れましたけど、血便はさすがに心配です。
これも、微妙なところで症状は症状なのですけど、意外とけろっとしてるんですよね。
たまたま出した便に血が混じってると言う感じで…。
それでも、さすがに血便は心配なので病院には連れていきましょう。
腸内が荒れていることもあるので薬を処方してくれることが多いです。
ですから、血便の場合は深刻な病気の可能性が高いと思います。
猫って痛くてもガマンする性格な気がするんです。
下痢や嘔吐は元気そうだったら放置することもあるんですけど、血便はさすがに心配です。
元気に見えても病院に連れていったほうがいいです。
そっちのほうが飼い主も気が楽になりますからね。
反対に子猫がぐったりしだしたら、かなり調子が悪いと考えたほうがいいです。
血便にもいろいろなパターンがある
血便にも、血の混ざり具合やうんちの色によって出血場所が変わるんです。
また、拾ってきた子猫だったら寄生虫に感染しているケースも珍しくないです。
拾ってきた子猫の場合は高確率で寄生虫や感染症にかかっていることが多いですから、何もなくても病院に行って事情を説明して検査してもらったほうがいいかもしれません。
それと気をつけたいのは、血便だけではなくて、血便の他に粘液便があるんです。
これも血便なんですけど、それに粘液が混じっているケースですね。
それと猫は平気そうにしていても微熱状態の場合もあるので気をつけてあげてください。
子猫の下痢と血便
うちの猫が子猫だったころはとにかく下痢をしましたね。
子猫が下痢になる原因のトップはストレスなんだそうです。
猫ってストレスとは無縁の存在のように見えますけど、けっこう神経質な動物なのかもしれません。
もっとも環境の変化に弱いのかなという気がしますけどね。
元々子猫は軟便気味ですよ。
これも子猫用のペットフードが原因なのかもしれません。
ですから、そこから下痢になりやすいんじゃないかなって個人的には思うのですけどね。
それで、下痢から血便になるというのが珍しくないんですよ。
うちの猫は子猫のときって腸が弱かったようです。
それは、病院の先生も言ってたんですけどね。
腸の弱い子猫は腸の粘膜が傷つきやすいので、下痢をしたときに血便になりやすいんだそうですよ。
原因はいろいろあるんですけど、腸内の細菌のバランスが崩れることと、ドライフードの消化が苦手だということです。
ペットフードに限っては子猫用フードがありますけどね。
このあたりは個体差もあるようですから、一概になんともいえないのですけど、先生の腸が弱いというのは説得力がありました。
子猫の血便と寄生虫
子猫の下痢や血便というのは、寄生虫や感染症の初期の症状として出ることが多いんですよ。
ですから、子猫を家に迎えるときは、母猫から生まれてすぐに飼うのではなく、ブリーダーあるいはペットショップから買った場合、さらには拾ってきた子猫だった場合はすぐに検査したほうがいいでしょう。
病院で寄生虫や感染症の検査と駆除などをしてくれますよ。
母猫からすぐに里親として譲り受けた場合も、寄生虫・感染症の検査をしたほうが安心です。
いずれにしてもかかりつけの病院を持っておくことが大切ですから、家に迎え入れたときに病院に連れていくようにしたほうがいいでしょう。
また、病院では定期的な検査を勧めてきます。
前回受けた検査から日が経っている場合は改めて検査を受けるようにしたほうがいいでしょう。
特に自分で外出してくる猫の場合、定期的に寄生虫や感染症の検査をするようにしましょう。
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子猫の血便の状態
子猫がしたうんちを注意深く見てみると、うんちに鮮血が付いていることがあります。
鮮血ということですから、綺麗な血がうんちに付いているんです。
このような血便はどういったものなのか気になりますよね。
これは、大腸や肛門付近から出血している場合が多いです。
ですから、肛門から近く変色してなく鮮やかな血の色となるのですね。
このような血便の原因は、下痢で腸がただれるか、酷い便秘で痔になった場合です。
ひどい便秘もそうですが、子猫の場合は下痢のほうが多いので、下痢で腸がただれての血便が多いですよ。
もっとも、気をつけたいのが、肛門に近い大腸の部分が炎症を起こしている場合です。
大腸性下痢症の場合でしたら、血便の症状として下痢を伴う粘性便や血便が出ることがあるのです。
出血箇所が大腸ですから綺麗な血が付く血便となるのですが、原因は多岐に渡ります。
良性ポリープやリンパ腫・さらには寄生虫や食物アレルギーなどがあるのです。
いずれの場合も病院で適切な治療が必要ですよ。
病院での検査次第で、ポリープや寄生虫が見られない場合でしたら、食物アレルギーが原因の場合もあります。
その場合は、ペットフードを見直すことで容易に改善できるでしょう。
大腸性下痢症の場合、病院で検査してみるまで何が原因かわからないことが多いです。
ですので、子猫の便に鮮血が付いている場合、病院で受診するようにしましょう。
子猫の血便の粘液
子猫の血便に粘液が混ざっている場合があります。
これは、大腸性の下痢が原因の場合がもっとも多いです。
子猫の便秘の症状にも見られるのですが、子猫の大腸での水分調整が上手くいかないからです。
そうなると、大腸の粘膜が血便と一緒に出てくるのです。
便秘を解消することで、血便の粘液も解消されますよ。
ただし、腸内環境を整える必要もあるので、便秘が多く血便になりやすい子猫は体質改善が必要です。
その場合は、病院に相談したほうがいいでしょう。
子猫の血便の色に注意
子猫の血便は、肛門や大腸での出血がほとんどです。
一方でうんちが全体的に黒い場合では、小腸から口までの間で出血している可能性もあります。
「タール便」や「メレナ」とも呼ばれているのですが、この場合では黒いうんちの他、嘔吐や体重減少などの症状も現れるケースもあります。
誤食や誤飲によって食道を傷つけている場合もあります。
さらには、胃潰瘍や胃炎・小腸炎などの可能性もあるので要注意です。
治療なんですが、出血箇所によって内視鏡での検査方法もあります。
うんちの血便の色によって様々なことがわかるので、そういったところも注意深く見守りたいですね。
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