苦しそうな子猫の鼻づまりの治し方。お家での治療方法
2018/08/13
子猫の鼻づまりは気になりますね。子猫の鼻水、鼻づまりというのは成長の過程でよくあるものです。
子猫は滅多に病気をしないとされていますが、やはりそれにも個体差があります。
ここでは、子猫が鼻水や鼻づまりの原因と治し方、対処の方法を紹介します。
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子猫の鼻水、鼻づまりの原因
子猫の鼻から鼻水が垂れているとき、さらには鼻づまりを起こしているときは、どう対処したらいいでしょうか。
鼻水は見ていてもわかるのですが、鼻づまりというのはわかりにくいですよね。
子猫の鼻水でしたら、飼い主さんが拭いてあげることができるので、多少は子猫も楽になるかもしれません。
しかし鼻づまりは見ていてもわかりにくいので、子猫のしぐさなどで判断するしかないのです。
そんなとき、自分で鼻をかんでくれたらいいのに…なんて思うのですが、そうもいきません。
猫風邪やウィルス
子猫の鼻づまりの大きな原因となるのが、猫風邪やウィルスです。猫の名前がついているくらいですから、猫風邪というのは猫がかかる代表的な病気ですね。
他には、カリシウィルスやクラミジア、その他のウィルスによる気管支炎などがあります。
それらのウィルスによって、慢性鼻炎を引き起こし、それが鼻水や鼻づまりになってしまうのです。
ダニやノミなどの虫
外に出かける習慣のある子猫が外から帰ってくると、必ずといっていいのですが、子猫の体のどこかにダニやノミが潜んでいるものです。
それらのダニやノミを自分自身、あるいは他の猫が舐めたりすることが原因となって猫風邪やウィルス性気管支炎などにかかってしまうのです。
ハウスダストや花粉症などのアレルギー
子猫も花粉症になることが知られています。
さらに、ハウスダストなどによって、アレルギー性鼻炎の症状が出る場合が多いのです。
虫歯が原因となる場合も
子猫は虫歯にならないのが通説となっていますが、子猫も虫歯になることが知られるようになりました。
その虫歯によって、鼻の奥に膿が溜まる場合もあるのです。
虫歯になってしまった子猫を放っておくと、虫歯の歯の奥が化膿していきます。
そうなると、膿が鼻の奥に溜まってしまって、それが鼻炎の症状を引き起こすのです。
生えかわった毛やフケ
夏や冬などの時期は換毛期とされています。
このような、毛の生えかわりの時期はとくに注意が必要です。
フワフワと舞っている自分の毛を吸いこむことで鼻水や鼻づまりを引き起こしてしまうのです。
子猫の鼻づまりの対処法は?
子猫の鼻水、鼻づまりの原因は様々です。しかし、原因がなんであっても苦しいことには変わりありません。
原因を究明してその原因を取り除くことも大切ですが、鼻づまりの苦しさから解放してあげるのも飼い主さんの勤めですよね。
猫風邪やウィルス、さらにはアレルギーが原因の鼻づまりといったものでしたら、病院で先生に薬を処方してもらって子猫に飲ませてあげると、症状は少しずつ和らいでいくことでしょう。
それでも病院にいくまでには時間がかかりますし、原因を究明して薬の処方となるとさらに時間がかかる場合もあります。
それまでにも子猫は鼻づまりで苦しんでいるわけですから、飼い主さんの手で子猫の苦しみを和らげてあげる必要があるのです。
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簡単にできる鼻づまりの対処法
飼い主さんが子猫の鼻づまりの苦しみを和らげてあげる簡単な方法です。
その方法は、脱脂綿とティッシュを用意します。
そして、子猫の鼻の表面や少し奥の方を、綺麗にしてあげるだけなんです。
まずは、脱脂綿でそっと鼻の頭や鼻の割れ目を綺麗に拭いてあげましょう。
ティッシュを指先でねじってこよりのような形にします。
そして、鼻の少し奥の方まで優しく丁寧に掃除してあげるのです。
乾燥していたら鼻くそがボロボロ落ちてくるはずですし、鼻水などは脱脂綿に染みこませて取り除くようにしましょう。
しかし、目的はそれだけではないのです。
しばらく続けていると子猫がくしゃみをするんです。
これって、人間を例にとっても同じですよね。
そのときに鼻の奥に詰まっていた鼻くそが鼻の手前に押出されてくるんです。
そしたら、先程のティッシュで、さらに鼻水を吸収し、鼻づまりを解消してあげましょう。
ここに書いたら少し大変そうに思えますが、実際にやってみると意外と簡単です。
子猫が暴れたり嫌がったりするかもしれないので、タイミング勝負ですし、あやしながらしなくてはいけないので、そこが大変ですけど、慣れてくると子猫もじっとしているものですよ。
思いのほか簡単に、子猫の鼻水や鼻づまりが解消されるのでびっくりする飼い主さんも多いのではないでしょうか。
実際にやってみたら、その効果の絶大さがわかりますよ。
家庭で行う鼻づまり対処の注意点
脱脂綿やティッシュでの鼻づまりの対処法の効果が絶大だといっても、一度に多くやり過ぎてしまうと、子猫のくしゃみが止まらなくなってしまいます。
反対に子猫を苦しませてしまうことにもなりかねないので、一度くしゃみをしたらしばらく時間を置いて、鼻づまりが続くようでしたら、再度行うといったほうほうがいいでしょう。
また、「綿棒はどうなの?」と思う人も少なくないと思います。
綿棒は子猫の鼻の粘膜には硬すぎるんです。
子猫の鼻の粘膜を傷つけてしまう恐れがあるのであまりオススメはできません。
鼻をかむという動作ができない子猫ですから、飼い主さんが適切に対処してあげたいですね。
最後はやっぱり病院へ
ティッシュなどを使っての鼻づまりの解消は、飼い主さんができる応急処置でしかありません。
根本的な対処にはなっていないので、やはりきちんと対処するには病院に連れていったほうがいいでしょう。
そのうち治ると思いがちですが、鼻づまりも立派な病気ですから、しっかり治療してもらったほうがいいですよ。
特に子猫の場合は体力がないですから、そこから様々な疾患に発展する可能性が高いです。
鼻づまりが起こるということは体の抵抗力が弱まっていることの現われです。
ここできちんと対処しておかないと、病状が悪化することは十分に考えられるのです。
子猫でも生後まもなくから離乳が始まるくらいまでは、母体からもらった抗体があるので病気をすることはないのですが、離乳後は反対に病気になりやすいです。
そのときは飼い主さんのほうでしっかりと対処してあげなくてはいけません。
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