子猫はいつから毛づくろいし始める?しょっちゅうする子猫としない子猫の違い
2018/06/14
猫の毛づくろいをグルーミングとも呼んでいますが、この毛づくろいは猫の定番のしぐさとなっていますよね。
それでも、猫の毛づくろいをする理由を考えてみたことはあるでしょうか。
単なるきれい好きなのか…そしていつから毛づくろいをしているのでしょうか。
注意してみたら子猫のときから毛づくろいをしているようですよ。
それでも、この毛づくろいにも注意点があるようなんです。
今回は、子猫の毛づくろいについてをご紹介します。
スポンサーリンク
子猫が毛づくろいする理由と注意点はこれだ!
子猫が毛を舐めて、一生懸命に毛づくろいをしている姿は見ていて微笑ましいものですね。
それでも、毛づくろいというのは単に身ぎれいにしているだけではなくて、子猫によって毛づくろいというのは様々な意味があるようなんです。
そして、子猫の毛づくろいなんですけど、飼い主が注意しておかなければならない点もいくつかあるんです。
ここでは、子猫が毛づくろいをする理由と注意点について紹介します。
子猫の毛づくろいはいつから?
子猫の毛づくろいはいつからなのでしょうか、いつのまにか毛づくろいをしているようですから、生まれてすぐということはないと思いますが、歩き出す頃の子猫にとって自我が出始めるころには毛づくろいをしているようですね。
子猫のときの毛づくろいというのは人間の赤ちゃんでいうおしゃぶりのような者なのかもしれませんよ。
子猫が毛づくろいする理由を考えてみました
子猫が起きている時間の行動委で多くを費やしているのが毛づくろいですね。
寝るか毛づくろいをするか遊ぶか食べるかといったぐあいに、子猫の行動パターンは大きくこの4つに限られるくらいですから、毛づくろいにかける情熱には驚かされます。
そこで、子猫が毛づくろいをする理由を考えてみました。
体をきれいにする
子猫は、体(というよりも毛)を舐めることで毛についた汚れを落とします。
さらに、抜け毛などの処理しているのです。
汚れが毛にずっとついていると、皮膚に汚れが溜まることになるのでそれを防いでいるのです。
親猫が子猫を舐める光景をよく見ると思いますけど、それって子猫も気持ちが良いので、自分でできるようになると率先して毛づくろいをしているのでしょうね。
それと、汚れを放っておくことで、皮膚炎といった病気に発展することもあるんです。
単に綺麗にしているというだけではなくて、毛づくろいは病気などの疾患を防止する役割を果たしているということなんですね。
それとノミ対策にも一役買っているようですよ。
子猫にとっての体温調節
子猫、人間とは違ってほとんど汗をかかないんです。
正確にいうと肉球など体の一部だけに汗をかくんです。
ですから、毛を舐めることで唾液の気化熱を利用し、体温を下げているということですね。
こういうのを子猫は母猫から伝授してもらうか、あるいは本能で知っているということになるんです。
寒い日なんかは、保温効果を出すために、毛づくろいをすることで毛の中に空気を取り込むようにしているんす。
こうすれば、体温を逃さないようにすることができますからね。
毛づくろいは子猫の心を落ち着かせる効果もあり!?
子猫ってポーカーフェイスが上手ですよね。
基本的にこれは動物の本能といってもいいです。
相手(敵)に不安な心を悟られないようにしてるんですよ。
そのために、毛づくろいをしているんだそうです。
毛づくろいをすることで緊張や不安な気持ちを紛らわせる効果があるということですよ。
この毛づくろいのケースは実際に動物学でも認められていて、このことを「転移行動」と呼んでいるんです。
自分の縄張りの中に他の猫が入ってきて、不安な気持ちを抱いているときに毛づくろいをする猫が多いんだそうです。
それと、さまざまなストレスを感じているときなども子猫は毛づくろいをしますよ。
そうやって、自分の気持ちを落ち着かせているんですね。
言うなれば子猫のリラックス法といったところなんでしょうね。
スポンサーリンク
自分のニオイを消す
猫は元々狩りをする動物です。ですから、ネズミや鳥のおもちゃを追いかけ回すのもそういった習性からですね。
ネズミを捕まえてもらうために、猫を飼っていた家もあるくらいです。
そこで、子猫が全身を毛づくろいするのはニオイを消す効果もあるんです。
自分のニオイでネズミに逃げられてしまうこともありますからね。
ということで、子猫の毛づくろいは臭いを消して狩りに出る準備をしていると考えることもできるんですよ。
毛づくろいでビタミンDを摂取している!?
猫は自分の体の中で自らビタミンDを作り出すことができないのです。
そのため、外部から摂取することが必要となります。
子猫はキャットフードがメインの食事となるので、生肉などからさまざまなビタミンを摂取することができないのです。
そこで、子猫は自分の毛からビタミンDを摂取しているんです。
子猫は人間と同じで紫外線を浴びることでビタミンDを合成していて、毛を舐めることでビタミンDを摂取しているんですね。
子猫の毛づくろいの注意点
良いことづくめのような子猫の毛づくろいですが、気をつけなければいけない点がいくつかあるんです。
子猫は、しょっちゅう毛づくろいをしているんですけど、飼い主が気をつけてあげなければならない点があるんです。
それが「毛づくろいのし過ぎ」ですよ。
毛づくろいをしすぎて被毛がはげてくるようなら要注意です。
これって、日々のストレスが溜まって、精神的に病んでいる可能性があるんです。
毛づくろいをすることで、毛を多く飲み込んでしまっている場合もあります。
子猫は、毛玉を吐き出すようにしているんですけど、毛をたくさん飲み込んでしまっては大変なことにもなりかねないのです。
子猫が毛づくろいばかりしているようでしたら、飼い主のほうで進んでブラッシングをしてあげましょう。
余分な毛を取り除いてあげることができるので、子猫の毛づくろいの負担を軽くすることができますよ。
子猫の場合は適度な毛づくろいがいいですね
子猫でいられる時期というのは数ヶ月です。半年もないくらいですよ。
ですから、可愛い子猫の時期に毛づくろいばかりさせていないで、飼い主のほうから率先して子猫と遊んであげてください。
子猫にとって毛づくろいは大切ですけど、飼い主としっかり遊ぶことも大切です。
子猫は一日の大半を寝ているのですから、起きているときに毛づくろいは必要最小限にさせてあげて、飼い主さんのほうがしっかりと遊んであげてください。
子猫の毛づくろいの時間を短縮するためにも、ブラッシングは大きな効果を発揮してくれると思いますよ。
スポンサーリンク
関連記事
-
子猫を飼いたいのに飼えない!障害となるものランキング
子猫を飼いたいのに飼えない…そこには様々な理由があるのです。 家庭の事情であった …
-
子猫の親離れの時期はいつ?そろそろ一人で巣立つころ!
子猫もいつかは、親離れをして独り立ちをしなくてはいけません。 そうなると気になる …
-
子猫を保健所に連れて行くとどうなる?厳しい現実が待っている
子猫を拾った、たくさん生まれてしまったときなどは、子猫を保健所に連れて行く選択を …
-
抱っこは子猫のころに教えよう!抱っこ好きにするための方法
猫は基本的に抱っこ嫌いという特徴がありますが、子猫のころ抱っこを教えていれば、高 …
-
子猫はいつまで?ミルクの終わりから成猫になるまで
子猫の成長は早く、人間の赤ちゃんよりも15倍の速度で成長します。 成猫になるまで …
-
子猫の肉球はどうなっているの?熱いとき、冷たいときの理由
子猫の肉球ってとてもかわいいですよね。 形状や触り心地に萌える人も続出というくら …
-
子猫と先住猫の取っ組み合いはどういう意味?噛むことについて
子猫を飼うのはいいけれど、先住猫と仲良くやっていけるか不安…。 そう思う飼い主さ …
-
2日出ないと要注意!子猫がうんこをしないときの便秘解消法
子猫を育てているといろいろな心配事が出てくるのですけど、その中でも多いのは、うん …
-
子猫の乳歯の生え変わり時期。永久歯との見分け方
子猫も人間と同じように、子供のころの乳歯から、大人のしっかりした永久歯に生え変わ …
-
子猫にまたたびが効かないのは嘘!与えてはいけない理由。脳の悪影響について
子猫はまたたびは効かないという説がありますが、これは嘘です。 個体差によりますが …