子猫の体温は39度。平熱より高い、低いときに気を付けること
2018/07/28
子猫の平熱を知ってますか?子猫の体温の低いときや逆に高いときに気をつけることをまとめてみました。
離乳が始まることはお母さん猫からもらった抗体がなくなってきて病気にかかることも多くなってきます。
子猫の異変に気がついたときにうろたえずに対処できるようにしたいものですね。
今回は、子猫の体温について、体温が高いとき、低いときの対処法などをご紹介します。
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子猫は人間よりも体温が高め
子猫の体温をチェックすることは健康管理の基本です。
子猫から成猫になる時期は病気にかかりやすいですから、常に体温のチェックを行うようにしたい者です。
飼い主さんも子猫の体調を常に把握することで正しい感覚と知識を身につけておきたいものです。
ここでは、子猫の体温の高いとき、低いときの対処法、さらに体温の調節方法についてもまとめています。
子猫の体温、平熱は何度くらい?
子猫の体温は人間よりも少し高くなっていて、38度から39度が一般的な平熱とされています。
ストレスを感じたり、興奮すると一時的に子猫の体温が上がりますが、これは自然の反応ですから心配する必要はありません。
子猫の体温の測り方
子猫の体温は温度計を使って測りましょう。
もちろん人間用の体温計でいいのですが、当然人間用子猫用と分けて体温計は用意しておきましょう。
子猫の体温の測り方ですが、温度計にラップを巻いて、滑りを良くするためにオリーブオイルを塗ります。
そして、子猫のしっぽを持ち上げて肛門から2、3センチほどの深さまで挿入して体温測ります。
これが正しい子猫の体温の測り方ですが、もっと簡単に大雑把に子猫の体温をチェックしたいときは、子猫の耳の付け根や額、さらには肉球などの体毛に覆われていない場所を触ることでもできますよ。
ただし、飼い主さんの体温との比較になります。
子猫の体温は人間よりも高いですから、ちょっと熱いかなというくらいがちょうどいい感じになるでしょう。反対に冷たいと感じたときは要注意ということになりますね。
子猫の体温で高いのは何度くらいからでしょうか
風邪などが原因となって高熱を出すこともあります。
子猫の平熱が38度から39度くらいですから、40度前後なら微熱で、40.5度を超えると高熱と考えていいでしょう。
普段は耳の付け根や額が少しひんやりしているくらいですが、熱を出しているときはこの部分もかなり熱くなります。
そのため、飼い主さんは普段から子猫の体を触って、いつもより体が熱くてぐったりしているようだったら、できるだけ早く病院に連れていきましょう。
猫の体温調節はどうやって行われる?
子猫も人間と同じように寒さも暑さも感じますよ。
周囲が寒くなることで体温が下がると、子猫も人間と同じようにブルブルと体を震わせる行動をとります。
これは筋肉を細かく振動させることで体温を上げるためなんです。
子猫も本能でそういったことができるんですね。
反対に暑くなると、猫は全身の毛をなめて唾液で湿らせる行動に出ます。
それによって、唾液が蒸発するので奪われる気化熱で体を冷やしているのです。
暑いときなんかは犬と同じように口を開けて、あえぐように呼吸をすることもありますよ。
これもちょっとしたことですが、呼吸器を使って風を起こすことで、気化熱を利用して体温を下げているんですね。
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子猫の体温を下げたいときはどうしたらいい?
子猫のおすすめ体温調節法と注意点ですが、夏場は人間だけでなくて、子猫にとっても熱中症のリスクの高い時期なんです。暑いときに人間は汗をかいて体を冷やすことができるんですけど、子猫は全身に毛が生えているので体の熱が外に逃げにくいです。
そのため、人間には少しの暑さでも猫にとってはかなりの暑さを感じているのを理解したほうがいいですよ。
そういったことから、夏場は子猫用の飲み水を切らさないように気をつけてあげましょう。
外出時は子猫が脱走しないくらいに窓を開けておきましょう。
それと、冷却シートや凍らせたペットボトルを室内に置いておくのも室内を冷やす一つの方法ですね。
子猫が暑さで元気がない場合、さらにはぐったりしているときは熱中症の可能性があります。
そういったおきは、急いで子猫の体温を確かめてみましょう。
子猫の体温が高いときはすぐに水を飲ませること、そして体に水をかけ、扇風機などで冷やしましょう。
その後でできるだけ早く病院を連れて行くようにしてください。
子猫の体温を上げたい場合はどうしたらいい?
高熱になることはあっても、体温が下がるという場面はなかなか想定できないのですが、子猫は低体温症になりやすいんです。
子猫の平熱を保つことはとても大切で、それによって子猫の免疫力や消化能力を上げることができます。
そのため体を温める工夫をしなくてはいけません。
冬場は子猫用のベッドにペッドヒーターや使い捨てカイロを入れておきましょう。
ケージを使っている場合は上から毛布をかけてあげるのも効果的ですよ。
食事は、缶詰などのペットフードがメインだと思いますが、電子レンジで軽く温めてから与えるのが基本です。
子猫は熱いものが苦手ですから、飼い主さんの感覚で熱くなりすぎないように気をつけましょう。
人肌くらいが適当ですね。
そして、寒いところで長時間過ごすと子猫の体が冷たくなります。
子猫が元気がない場合でしたら、すぐに体を温めてあげましょう。
場合によっては、病院に連れていったほうがよい場合もあります。
子猫の体が冷えたからといって、急に温めると「低温やけど」になることもあります。
まずは毛布で体を包みこんで、ゆっくりと体温を上げていくようにしましょう。
子猫の体温は変わりやすい
子猫の体温は変わりやすいです。
体が小さいのでそうなってしまいがちなので、飼い主さんのほうでしっかりと子猫の体温チェックを欠かさないようにしましょう。
子猫のときは、常に抱っこする癖をつけて子猫の体に触れるようにしたいものです。
もっとも子猫は移り気でかまってほしいときと、一人にして欲しいときの差が激しいです。
そういった子猫の気持ちも汲み取りながらスキンシップをしてくださいね。
子猫の平熱時の体温を肌で感じ取ることができるようになれば、子猫に触れただけで、平熱か平熱よりも高いのは低いのかがわかるようになるので便利ですよ。
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