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生後2週未満の生まれたての子猫を拾ったらするべき4つのこと

   

もしも、生まれたての子猫を拾ってきたとしたらどうしたらいいのでしょうか。

意外とこういった経験は子供の頃に経験したことのある人も多いかもしれません。

それが、生後2週間の生まれたての子猫だったとしたら、手のひらにも乗ってしまいそうな大きさですから、なんとかして小さな命を守りたくなるのも当然ですね。

今回は、生後2週未満の生まれたての子猫を拾ったらするべきことをご紹介します。

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生まれたての子猫

いつも通る道で小さな声で「ニャーニャー」と鳴いているのを聞いたとしたら…。

生まれたての子猫というのは見るからにひ弱に見えます。

生後2週間ということでしたら、母親の庇護がなければすぐにでも死んでしまうでしょう。

 

そして、不幸なことに母猫に見捨てられる子猫も少なくないのです。

そんな、生まれたての子猫を見たら愛猫家としてはもちろん素通りはできません。

 

そこで、もしも、手のひらに乗るくらいの小さな生まれたての子猫を拾ったとしたらどうしたらいいでしょうか。

手の平にも乗るくらいでしたら、生後2週間のまさに生まれたての子猫ですよ。

 

子猫と出会うのは春が多い

生まれたての子猫と出会うのは圧倒的に3月から5月くらいの春が多いです。

というのも、メス猫の発情期が1月の後半から始まることが多いからです。

 

これは日照時間とも関係が深くて、12月の冬至が過ぎるとどんどん日照時間が長くなっていきます。

まだまだ寒い時期なのですが、日照時間が長くなることで、メス猫の発情期が始まるということですね。

妊娠期間は概ね2か月くらいです。

ですから、生まれたての子猫を見かけるとしたら、3月から5月の間に集中することになるのです。

 

子猫を見かけた時の注意点

生後2週間くらいの生まれたての子猫を見つけても、むやみに近づかないようにしましょう。

近くに親猫がいる場合があるからです。

 

人間が子猫に近寄ると母猫が出てこない場合もあります。

それと、母猫は生後2週間程度の子猫でしたら常に近くにいます。

 

そしていつでもお乳を上げれるようにしているのです。

餌も食べないことが多いですからね。

ですから、子猫が声を振り絞って鳴いても30分くらい母猫が現れなければ捨てられた公算が高いです。

 

そのときは、放っておくと子猫も死んでしまいますから、抱きかかえて保護してあげましょう。

生後2週間程度でしたら、右も左もわからない子猫です。

 

人間が抱きかかえても抵抗はしないでしょう。

そこから、ミルクをあげると拾った人間を母親と思い込むことも多いのです。

 

生まれたての子猫を拾ったら気を付けたいこと

まずは、母猫がいないことを確認することです。

近づかないで遠目で見るようにしましょう。

最初に近づきすぎても、野良猫も人間には慣れていますし、実は野良猫ではなくて飼い猫の場合もあるので、匂いがついたからといっても心配する必要はないでしょう。

 

体温の確保

生まれたての子猫は自力で体温の調節ができないというか下手ですね。

ですから、母猫の体温がなければ低体温になって死んでしまうでしょう。

特に春先とはいっても3月4月の夜は寒いですから。

 

ということで、生後2週間足らずの手の平にも乗るような生まれたての子猫を拾ったら、まずは、体温の確保が大切です。

体を優しくマッサージするのもいいでしょう。

毛布にくるめて温めるようにしてもいいです。

 

もちろんひと肌で温め手あげるのもありですよ。

冷えすぎて体の震えが止まらないようでしたら、40度から42度程度のお湯につけて温めてあげましょう。

 

また、生まれたての子猫は脱水を起こしている場合もあります。

皮膚をつまんで離しても戻りが悪いようでしたら、病院に連れていって治療を受けるようにしたら万全ですよ。

参考「子猫に最適な室温。気を付けたい夏と冬の暑さ、寒さ対策!」

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授乳のポイント

体が温まったら、次にすることは授乳です。

乳首の小さな生まれたての子猫用の哺乳瓶を用意しましょう。

 

すぐに用意できなければ、針のついていない注射器やスポイトで、それもなければスプーンで流し込むといった方法でもいいです。

とにかく、お腹が空いているはずです。

スプーンでもしっかりと舐めて飲み干してくれるはずですよ。

 

しっかりと飲めるようでしたら、哺乳瓶をわざわざ用意しなくても、スプーンでも十分でしょう。

哺乳瓶のほうが楽ですけどね。

 

わたしは生まれたての子猫の面倒を見たことがあるのですが、スプーンでミルクを与えてましたよ。

面白いように飲み干してくれるので、可愛くて哺乳瓶があってももっぱらスプーン派でした。

 

結構飛び散るので、下にビニールやタオルを敷いておくなどの対策は必要ですけどね。

生後2週間くらいは、2時間から4時間おきにミルクをあげましょう。

徐々にミルクの量を増やしていきますし、体重も計っていきます。

毎日10グラム程度増えていけば順調ですよ。

 

参考「生後0日~8週間目までの子猫のミルクの与え方。飲まない場合の原因について」

 

排せつのお手伝い

うんちおしっこのお手伝いをしてあげましょう。

生まれたての子猫は、自力で排泄できないんですよ。

ミルクを飲ませた後がいいのですが、子猫によってはミルクの前に排せつしたがる子もいます。

 

どちらでもいいですから、お尻をポンポンと叩いてあげると、うんちおしっこがしやすくなるようです。

自然に任せてもいいのですが、毎日出してもらいたいので、しっかりと手伝ってあげてください。

 

2,3日出なければ心配になるので、そのときは病院に連れていきましょう。

健康な子猫でしたら、問題なくうんちおしっこをしてくれますよ。

 

うんちおしっこは、生まれたての子猫の健康状態をしるためにも大切です。

柔らかすぎたら、ミルクは濃いめに、反対に固すぎたらミルクは薄めにというのが基本ですね。

 

参考「捨て猫を拾っても大丈夫!生後0日~5か月の子猫の育て方。ミルクから排便まで」

 

生まれたての子猫の環境づくり

授乳や排せつが上手にできるようになるのと並行して、育てる環境作りも大切です。

子猫はいつも清潔な環境で育てたいものです。

最初のころは段ボール箱に入れるなどしてちょろちょろしないようにしてあげましょう。

 

やわらかい毛布を敷いてあげるのを忘れないようにしましょう。

それと同時に屋外にいた子猫ですから、ダニやシラミがいないことも確認しましょう。

気になるときは病院に連れていってください。

 

いずれにしても、予防接種は受けたほうがいいので、病院に行ったときに予防接種の時期などの相談をしましょう。

そのあたりは病院の先生に任せて大丈夫です。

 

生まれたての子猫を拾ってきたときのまとめ

生まれたての子猫を拾ってきたときの注意点をまとめてみます。

まずは体温の確保ですね。

そして、授乳と排せつです。それと生活環境ということですから、合わせてこの4つは基本です。

 

それに合わせて、ダニやシラミの駆除、さらには予防接種なども気にしてください。

あとは、生まれたての子猫をずっと育てていくんだという強い意志を持ってくださいね。


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