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子猫がトイレをしない原因と対処法。ポイントは清潔さと砂の好き嫌いにあった!

   

子猫がトイレをしない原因は、大きく分けて5つに分けられます。

トイレをしない場合の多くの原因は、トイレが汚いか、子猫が砂を気に入ってないためです。

原因がわかれば対処法もわかるので、トイレでおしっこをしてもらえるようになります。

今回は、子猫がトイレをしない原因と、その対処法についてをご紹介します。

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子猫がトイレをしない原因

マーキングのため

マーキングとは、自分のナワバリを主張するために、「自分の場所だよ!」と言いたい場所におしっこをかける行為です。

人間としては困る行動ですが、猫のなかでは当たり前の行動で、悪いことではありません。

 

そのためマーキングを「悪いこと」と教えてしつけるのは難しいですし、正しい対処法ではありません。

とくに子猫の場合、最初はトイレでおしっこしてくれていたのに、途中からソファーや家具などに、マーキングすることがあります。

 

子猫が少し大人になってきて、マーキングをするようになった、言ってみればきちんと成長している証拠ではあります。

すべての猫がマーキングするわけではないですが、去勢していないオス猫は、マーキングをしやすいです。

ナワバリ主張が激しい性格のためですね。

 

この場合は、去勢手術をすればほとんどの確率でマーキングをやめて、トイレでまたしてくれるようになります。

それでもマーキングする場合は、「【スプレー行動を消臭撃退!】猫のマーキングをやめさせる5つの方法」をご覧ください。

 

トイレが汚い

トイレをしない原因として、一番多い原因はトイレが汚れていることです。

猫はトイレの臭いよりも、トイレにおしっこや便が残っているのを嫌がります。

 

そのため、トイレをしたらすぐに掃除してあげて、片づけるのがもっともいいです。

仕事をしていてそんなにこまめに掃除できないというときは、システムトイレがおすすめです。

 


花王 ニャンとも清潔トイレセット ドームタイプ ライトベージュ [猫用トイレ本体]

 

システムトイレはおしっこを砂とシートが吸収してくれるので掃除がいらず、匂いもありません。

便だけを1日1回掃除すればいいので、トイレをいつでも清潔に保つことができます。

システムトイレは1週間に1度砂を取り替えればいいので、そのときトイレ全体を除菌ティッシュで拭きあげると、お手入れも簡単です。

 

砂が原因

猫がトイレを認識する一番の要因は、「砂」です。

よく公園の砂場で猫がおしっこをした跡がありますが、あれは公園の砂が猫のトイレに適しているからです。

猫は前足でさくさくかける砂が好きで、触感や重さ、匂いなど総合的に判断しています。

 

子猫がトイレでおしっこしてくれない原因は、子猫が砂を気に入ってないのが原因の可能性があります。

砂は一概にこれがいいとはいえず、猫それぞれの好みなので、いろいろな種類を試してみるしかありません。

 


花王 ニャンとも清潔トイレ 脱臭・抗菌チップ大きめの粒 4L [猫砂]

 

おすすめの砂は、花王のニャンとも清潔トイレの脱臭・抗菌チップです。

いまのところうちの子猫たちはみんなこの砂でトイレをしてくれています。

 

チップの粒が大きいので、前足でかきやすく、ザクザクしている触感がトイレする意欲をそそるようです。

また、おしっこをしてもすぐに乾くので、留守の間も清潔さを保っていてくれます。

 

砂が大事な理由

トイレで用をたしてもらうために、猫がどのような基準でトイレを決めるかを知っておきましょう。

猫は本能として、土や砂の上で排泄をしたいという気持ちを持っています。

これはなぜかというと、土や砂は猫の丸い足でも掘りやすいからです。

 

トイレをする前に土を掘って、その穴におしっこや便をします。

そして穴をまた掘って埋めてというふに、猫のトイレには掘るという作業が欠かせません。

 

これは敵に自分の匂いを悟らせないために、身の安全を守るための行動です。

臭いは便のほうがきついため、便をするときはより深く穴を掘り、たくさん土をかけて埋めます。

 

日本には「ネコババ」という物を盗むという意味の言葉がありますが、これは猫がおしっこに砂をかけて、その様子があたかも悪事を隠しているかのように見えることからつけられたものです。

この言葉からも、猫のトイレには砂が密接な関係にあることがわかります。

そのため、猫が砂や土だと認めるものを置いておけば、そこをトイレだと認識してもらうのはかんたんです。

 

トイレ自体が原因

トイレ自体に問題があることがあります。

例えば子猫のときはトイレでしてくれていたのに、大きくなってトイレでしてくれなくなるときがあります。

この場合の多くの原因は、トイレが小さくなったことです。

 

猫はトイレが自分の体より大きい物を好むので、小さいサイズではしてくれません。

目安として、猫が前足をトイレの外に出していたり、トイレのふちに手をかけているなら、小さいというサインです。

大きなトイレに変える必要があります。

 

場所が気に入らない

猫にとってトイレの場所は重要で、気に入らない場所にあると、それだけでトイレをしてくれなくなります。

 

・落ち着く静かな場所

・ほかの猫が見えないところ

・人間が通らないところ

 

この3つのポイントを満たす場所にトイレを設置しましょう。

冷蔵庫のそばなども、人間には静かですが、猫にするとじーっという冷蔵庫の音をうるさく感じる場合もあるので、離したほうが無難です。

 

猫が気に入ってくれたら、基本的にトイレの場所は変えないでおきましょう。

うちでは子猫にトイレトレーニングをして、すぐに覚えてくれたのでほっとしていました。

 

でも1歳になったころ、急にトイレを玄関でするようになって困ったことがありました。

結果、原因は庭に野良猫がくるようになり、野良猫の姿がトイレの近くの窓から見えることでした。

警戒して、そこではトイレができなくなってしまったんですね。

そのためトイレはそのままで、場所を移動するだけでまたトイレでしてくれるようになりました。

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トイレでおしっこをしてもらう対処法

トイレの数を1匹1個にする

できればトイレは1匹につき1つがベストです。

清潔なことはもちろん、猫も自分のトイレと認識しやすいので、決まったトイレでしてくれるようになります。

 

うちの場合は猫が8匹いるので、さすがに8個トイレを置くスペースはないので、トイレを3つ用意しています。

システムトイレならでこそできる技だと思います。

 

砂を好きなものにする

猫にとって清潔な次に重要なのは砂です。

いまの砂でだめなら、ほかのタイプの砂を与えてみて様子を見てみましょう。

 

砂には小粒のタイプ、大粒のタイプ、パルプの紙製のタイプ、おからタイプ、銀イオン粒タイプと、ほかにもさまざまな種類があります。

どれかは気に入ってくれるものがあると思うので、あきらめずに色々試してみましょう。

 

わたしの友達の猫飼いさんは、どうしてもどの砂も気に入ってくれなかったので、ついに本物の土を用意したそうです。

すると、さすがに本物の土は気に入ってくれたのか、やっとトイレでおしっこをしてくれるようになりました。

 

今は掃除は大変ですが、園芸用の土を使っているそうです。

このような例もあるので、本当に猫の砂へのこだわりは強いです。

 

おしっこされた場所は徹底清掃

マーキングされた場所、一度粗相をされた場所は、おしっこの臭いがついているので、トイレだと思われてしまいます。

おしっこの臭いは表面を掃除しただけでは取れないので、臭いを徹底的に消し去らなければいけません。

ちょっとしたくっしょんなどにされたなら、諦めて捨てたほうがいいです。

家具や捨てられない物におしっこされた場合は、臭いを元から消し去るスプレーがおすすめです。

 

褒めてしつける

猫はしつけはできないとされますが、褒めることである程度のしつけは可能です。

このできたら褒めることを「正の条件付け」といって、トイレをしつけるときにも有効な方法です。

 

トイレしたがる仕草を子猫がしたら、トイレに連れて行き、ちゃんとトイレでおしっこできたら頭を撫でて褒めてあげましょう。

好きなおやつをあげるのも有効です。

褒められたことで、また今度も褒められたいと思い、同じ行動をするようになります。

 

叱って粗相をとめる

子猫がトイレ以外の場所で粗相をしている現場を、現行犯で目撃したとき、そのときは「こら!」と声を荒げて叱りましょう。

これを「負の条件付け」といいます。

 

猫はトイレしているときは集中しているので、そのときにびっくりさせられると、かなり嫌がります。

そのためその記憶があればその場所でもう一度トイレをしようとは思わなくなるため、したくな場所をしつけるのには有効です。

 

これは目撃をしたら必ず家族全員が一丸となって叱りましょう。

例えば、お母さんは叱るのに、お父さんは粗相の現場を目撃しても何も言わないということはNGです。


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