子猫が鳴かないのはなぜ?その理由と口パクするときの気持ち
2018/05/28
猫はあまり鳴かない動物と思われていますが、それでも子猫時代はよく鳴くことがほとんどです。
その子猫のころにあまり鳴かないというのは、ほとんどの大人しい性格のためです。
今回は、子猫が鳴かない理由について、それはなぜなのかをご紹介します。
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子猫が鳴く理由とは?
基本的には子猫でも、よほどの事がないと本来はそうそうと頻繁に鳴くわけではありません。
親猫がそばにいる場合には、敵から身を隠す意味もあるので、通常は鳴き声は非常に小さいのです。
しかし飼い猫の場合は、ペットショップやブリーダー、生まれた環境から異なる環境に連れて来られるために、親猫や兄妹を呼ぶように鳴き声を出すことがあります。
また最も猫が頻繁に鳴くのは、繁殖の時とケンカなどの縄張り争いのときだけです。
猫の鳴き声は、当然獲物の耳にも届きますから、通常は猫はめ滅多に鳴かないものなのです。
従って、子猫が”にゃー”とあまり鳴かない状態でも、心配はいりません。
子猫が鳴かないわけ
一つは、性格が人への警戒心が薄く、既に人に充分慣れていることが考えられます。
よく撫でられて心地よい気分が常にある子猫の場合は、精神的に警戒する必要は無いので、餌をねだったり、怒って鳴くようなことはありません。
また気分が良い時の猫の鳴き声は、低いのが特徴で、甲高い鳴き声は警戒心と不安や、怒ったときなどがよくあることです。
つまり頻繁に鳴く子猫と、鳴かない子猫の違いは、環境と人に充分慣れているかで異なってくるのです。
ちなみに我が家のかつて飼育していた猫は、子猫のときには、沢山の兄弟たちと別れて一匹で連れて帰ったので、どうしても2日間は、鳴くのを辞めませんでした。
ちょっと寂しさが伝わり、見ているのが辛かったのですが、数日経つとすっかり我が家に慣れて、鳴き声も少なくなりましたね。
口を開けても鳴かないのは何故?
これは諸説あるようですが、実際飼育していた中でも、子猫の時から口を開けてパクパクしている動作なのに、鳴かないという事は何度か見たことがあります。
ただし、本当は鳴かないのではなくて、声があまり出ていないだけです。
気がついたのは自分が寝ている時に、飼い猫が近づいてきて耳元で鳴いたときで、かなり小さな声量で鳴いてはいました。
従って、周囲の状況を感じて、気配を感じさせないように仲間に知らせる様な行動を取る場合には、一見鳴かないように見えているのだと思います。
本当にかすかな声ですが、「にゃ…」くらいは発してます。ちょっとした甘えの行動ですね。
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子猫が鳴くのは要求ばかりではない
普段は鳴かない子猫が鳴く場合、これは餌やおやつをねだっったり、トイレの汚さを訴える他に、「ただいま」や「おかえり」というような場合もあります。
しかしこうした”要求”の他に、子猫は鳴くことで存在をアピールする場合もあります。
狭い場所で出られなくなったり、嫌いなシャンプーのときなどでは、不安そうな鳴き声を発します。
子猫の場合は、「鳴けば親が助けてくれる」という感覚があるので、危機が迫ると親猫を呼ぶために子猫は鳴くというわけです。
実は鳴かない種類の猫も多い
比較的よく鳴く猫は、子猫の時も含めて雑種に多いです。
和猫などの三毛猫や従来の和猫は非常にスリムなので、この種類は鳴き声が小さく、あまり聞こえないこともあります。
洋猫の種類では、ラグドール、ペルシャ、ロシアンブルー、アメリカンカール、アメリカンショートヘア、アビシニアン、スコティッシュフォールド、他ペットショップで血統品種にはあまり鳴き声が無い種類も多いです。
あまりにも鳴かない場合は?
心配なのは、餌の時間になっても鳴かない、あるいは夜間の間鳴きやんでくれないとか、ちょっと異常とも取れる場合です。
夜間に鳴く場合は、不安要素が部屋の何処かにある場合で、猫は細長い物体をとにかく嫌うので、床にそういったものが転がってないか確かめると良いかもしれません。
餌の時間や、餌入れが空っぽでありながらも、おねだりの鳴き声がせずに、鳴かないでうずくまっている場合は、胃や腸に障害があるとか、風邪や感染症の疑いがあるかもしれません。
体重と鼻や目の周りを確認し、歯茎の色など異常がないか確かめるべきですね。
またよく言われる「ストレスがあると鳴かない」というのは、ちょっと疑わしい見解です。
子猫でも成猫でも強いストレスがあると、猫は急に走り出したり、高いところに飛び上がったり、そうした代理行動をとりたがります。
特にそそうをして、飼い主さんに強く叱られて納得出来ない場合は、「にゃ!」と強く叫んで、走って逃げたりするものです。
猫は行動で感情の豊かさを知ることが出来る動物です。人のように精神的に追いやられて、押し黙る、鳴かないというのはあまり無いのです。
元気があって食欲も排便、排尿も正常なら、通常の猫は、子猫からもあまり頻繁に鳴くようなことはありません。
そういう意味では、口を開けて鳴かないのも、飼い主さんは子猫に好かれていると思う方が良いかも知れませんね。
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