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子猫の体重が増えないのは病気やストレスのせいだった!6つの対処法

      2018/07/18

子猫を育てていると気になるのが体重です。

特に子猫を育てるのが初めての飼い主さんは子猫の体重に敏感ですよね。

健やかに育つバロメータとして体重の増加を気にするのは当然です。

 

しかし、きちんと育てているのに子猫の体重が増えないというのは飼い主さんとしては気になるところです。

子猫の体重が増えない原因とそれに対する対処法をここで紹介します。

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子猫の体重が増えない原因は?

子猫の体重がなかなか増えない原因ですが、病気やストレスの可能性が大きいですね。

子猫は毎日しっかりペットフードを食べると、生後3か月くらいまでは、毎日10~20g程度体重が増えていきます。

 

これをベースに考えると、子猫の体重がなかなか増えないということを気にする飼い主さんも多くなってくるのです。

子猫も猫の種類など、さらには性格や体質によって個体差は様々ですから、神経質になりすぎることのないようにしたいものです。

それでもまったく子猫の体重が増えないとなると心配ですよね。

 

ご飯の量が足りない?

子猫の体重が増えないのはご飯の量が足りないから??

単純に子猫の体重が増えないのですから、ペットフードの量が足りていない…そう考える飼い主さんは多いでしょう。

と言うよりも誰もが考えることですよね。

 

子猫を飼うのが初めてだと、ペットフードをどれくらい与えたらいいのかといったのも気になります。

ペットフードの外箱にも書いてある量を与えても、食べたり食べなかったり…そういったことも多いと思います。

 

ペットフードの量はこれくらい、といった正解はありません。

食べすぎるのも良くないですが、食べないときはペットフードが合っていない場合があります。離乳直後はその時期に合ったペットフードもありますから、試行錯誤しながら与えるペットフードの種類を変えてみましょう。

ペットフードならどれも一緒という考えでは飼い主失格ですよ。

 

環境に慣れていない場合のストレスも

子猫を飼うために新しく家に迎え入れることは、子猫にとってはそれまでの環境がガラッと変わってしまう事です。

とくに野良から拾ってきた子猫でしたら、生活は激変することでしょう。

親猫から引き離されたばかりの子猫でしたら、生活の激変は言わずもがなですね。

 

場合によっては、生まれてすぐでしたら、なにもわからないので、環境に順応する確率のほうが高くなります。

しかし、離乳後に飼い始めたのでしたら、生活の激変をダイレクトに受けてしまうのです。

 

個体差もあって、すぐに環境に慣れてしっかりと生活をしてくれる子猫もいます。

しかし、警戒心が強い子猫でしたらそういう訳にもいかないのです。

環境の変化のストレスによって、ペットフードを食べなかったり、ストレスによって体調を崩してしまって吐いたり下痢を繰り返していると、体重もなかなか増えないのです。

 

子猫という育ち盛りの時に体重が増えないのは、場合によっては衰弱死してしまう可能性もあります。

なかなか体重も増えません。

 

飼い始めてすぐのときは、環境に慣れてくれない場合が多いです。

しかし、生活しやすい環境をつくってあげて、ゆっくり時間をかけることで、子猫のペースで環境に慣れてもらう様にしましょう。

 

生活環境に慣れてくると自然とペットフードを食べ出します。

そうなると、体調も戻って体重も徐々に増えていくようになりますよ。

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内部寄生虫が原因で体重が増えないことも

内部寄生虫は、子猫の小腸に寄生します。

様々な種類がいるのですが、代表的なものは、猫回虫や猫条虫や瓜実条虫などです。

これらはミミズのような形をしたものや、壷形吸虫といって2mmほどの大きさのもの、ジアルジア・コクシジウム・トキソプラズマといった人の肉眼では見えない小さい寄生虫もいるのです。

 

寄生虫の感染ルートは様々なのですが、野良から拾ってきた子猫の場合は高い確率で寄生虫が巣くっていると思っていいでしょう。

卵や幼虫から体内に入ってきた寄生虫は、子猫の体内で成長して、栄養分を取ってしまいます。

 

さらには、腸内を傷つけて悪さをすることで、下痢や血便を発症させてしまうのです。

そのため、子猫が食べても中々体重が増えないといったことになってしまうのです。

 

猫汎白血球減少症という病気も

猫汎白血球減少症という病気にかかってしまうと、パルボウィルスが感染し白血球の数が減少したり、腸に炎症が起きたりします。

この病気になると、激しい下痢や嘔吐、さらには食欲や元気もなくなってしまって、体重が著しく減ってしまうのです。

 

生後3~5か月の子猫が発症しやすく、体重が増えないむしろ減っている場合は、この病気を疑ったほうがいいかもしれません。

適切な処置で完治する病気ですが、死亡率も高くできるだけ早期の治療が必要です。

 

感染力が強いですから、多頭飼いしている場合は、十分に注意してください。

ワクチンを打つことで予防でき留病気です。大事に至るまえにワクチン接種をこころがけてください。

 

子猫の体重が増えない時の対処

子猫の体重が増えないのはストレスと病気が主な原因となります。

ストレスも大変ですが、病気は命に関わるようなものもあるので大変ですね。

 

ストレスについては、生活環境が落ち着くことで、子猫のストレスも和らいでくるでしょう。

そして、野良で子猫を拾ってきた場合はなによりもすぐにワクチンの接種をするようにしましょう。

 

高い確率で、というよりも確実に寄生虫が体内に巣くっているので、それらを退治しなくてはいけません。

里親になる場合は、ワクチン接種の有無を確認します。里子のほうがワクチン接種をしておくのがマナーですから、里親になる条件としてきっちりとワクチン接種している子猫をえらぶようにしてください。

 

そして、大事なのは子猫にあったペットフードを与えるということです。

ペットフードの種類は多彩です。子猫のうちは試行錯誤を繰り返しているうちにすぐに大きくなってしまいますから、できるだけたくさん食べてくれるペットフードを探したいものです。

 

子猫を家に迎え入れると、子猫の命はまさに飼い主さんが預かっているといってもいいでしょう。

言うなれば子猫の生殺与奪を握っているのですから、しっかりと育てる義務があるのです。

ですから、子猫の体重管理はしっかりとしてあげましょう。そしてストレスを与えないこと、ワクチン接種などの病気対応、そして日々の体重管理といったこれらのことをしっかりとすることで、子猫の体重は右肩上がりに増えていきますよ。


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