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子猫にキャットタワーは生後5週目から遊ばせよう。早めに遊ばせたほうがいい理由とおすすめまで

   

キャットタワーは生後5~6週間目から

キャットタワーは猫にとって大事な上下運動をするために必要な物ですが、いつから取り入れればいいのかというと、生後5~6週間目あたりになります。

そんなに早い時期から?と驚かれるかもしれませんが、生まれて間もない子猫だからこそ、キャットタワーに早く触れさせたほうがいい理由があります。

今回は、子猫とキャットタワーについて、安全性やおすすめのキャットタワーまでご紹介します。

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体の使い方を覚えるため

猫はなぜ高いところからジャンプしても、見事に着地してなんなくしているかというと、体の使い方が上手いからです。

ジャンプして下へ着地するとき、猫は体を落下する方向の縦にのばして、前足から着地します。

 

そしてその前足にかかった衝撃を、体を縦にのばしていることで、体全体に吸収させ、しっぽの先へと衝撃を逃がしています。

高い場所からジャンプすることで、体が衝撃をじょうずに分散させる方法を覚えていくんですね。

 

そのため、子猫のうちからキャットタワーで着地の練習をしておくことで、体の使い方を覚えていきます。

このくらいの高さなら飛んでも大丈夫だと、安全な高さ、危険な高さもわかっていきます。

 

骨折する危険を避けるため

キャットタワーは低い段、真ん中の段、上の段となっているタイプがほとんどですが、これが役に立ちます。

子猫のうちはまずは低い段から降りることを練習して、徐々に高い段から着地できるようになります。

 

この徐々にというところがポイントで、徐々に高さをかえることで、骨折する危険性を減少させています。

子猫のうちからジャンプして足を鍛え、安全な高さまでキャットタワーで把握すると、大人になっても骨折する心配がありません。

 

骨折は体重が重くなる成猫のほうが多いので、大人になってからキャットタワーを与えると、着地の仕方がわからず骨折することがあります。

そのため、早くからキャットタワーで遊ばせていたほうがいいんですね。

 

吹き抜けになっている家はとくに必須

1階から2階が吹き抜けになっている家や、階段がある家、家具の上に登れるタイプの家は、とくに早い時期からのキャットタワーが必要です。

子猫は好奇心が旺盛で、降りることを考えずにガンガン上に上にと登っていくので、降りられなくなることがあります。

 

それでジャンプして着地に失敗して足首をひねったり、ときには頭を打って大人になってから後遺症がでて病気になったりということがあります。

ケガを防ぐといった安全のために、キャットタワーは必要です。

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子猫にキャットタワーは危険?

子猫にキャットタワーは危険ではないかと、大人になるまでキャットタワーで遊ばせない飼い主がいますが、上記のような理由から、むしろ早い時期からキャットタワーで遊ばせて、高さに慣れておいたほうが安全です。

キャットタワーでもっとも心配なのは転落事故ですが、転落の心配もほぼ大丈夫です。

 

これは猫が落下するときの実験映像です。

猫の手足をもって落下させますが、すぐに自然に体が回転して、手足で着地するようになっています。

これは猫が本来持っている能力で、子猫もこれは可能です。

 

キャットタワーは高くても高さが200㎝ほどなので、このくらいの高さなら両足で着地できるのでケガをする心配はありません。

逆に心配なのは、100㎝以下の高さの、低い位置から落下するほうが危険です。

 

低い位置からの落下は、体をひねる時間がないため、両足から着地することができません。

そのとき足をくじいたり、頭を打ったりすることがあります。

つまり、子猫だからといってキャットタワーを低いタイプにすることは意味がなく、高いキャットタワーで着地を学ばせていたほうが危険も少ないということです。

 

落下したあと威嚇された

子猫は元気いっぱいなので、キャットタワーから足を踏み外して落ちてしまうこともあります。

うちで飼っている子猫のさくらも、爪とぎポールを登っていて、ポールを軸に回転していたら途中で落下したことがありました。

 

ドスンと音がして落下したので、すぐに大丈夫か駆け寄ったのですが、「シャー!」と威嚇されてしまいました。

それから数日間、さくらはわたしを見るとシャーっと威嚇してくるということがありました。

 

念のため骨折などしていないか確認で病院にいったところ、骨折はなく元気でした。

獣医さんに威嚇されることを相談すると、これは猫の「転嫁攻撃」だということがわかりました。

 

なにか驚いたことや不満なことがあると、それを発散しようと、何か対象にあるものがあるとそれに対して発散しようとする行動だそうです。

このときは落ちたときの驚きとショックが、さくらが抱えきれなくなり、近づいてきたわたしにストレスを発散させるという形になったのでしょう。

 

これはほかのことでも起こりえて、例えば窓から鳥を見ていて、ずっと捕まえたいと思っている。

でも外には出られないので鳥は捕まえられない、その不満が爆発したとき、飼い主にストレスを発散するという行動が起きることがります。

転嫁攻撃が発揮されるときは、猫が興奮したときがスイッチになりやすいそうです。

 

転嫁攻撃は最初はただのストレス発散でも、慣れていくとそれが普通になってしまいます。

威嚇されても頭をなでたり、おやつをあげて距離を縮めるなどして早めに仲直りをしましょう。

 

子猫のキャットタワーの選び方

キャットタワーは子猫だから背の低いものを選ぼうとはしなくて大丈夫です。

子猫はすぐに大きくなりますし、高いキャットタワーで遊ばせていたほうが万が一の落下時にも対応できるように育ちます。

それでも心配なら、子猫のうちはキャットタワーを半分組み立てて、大人になってからすべてのパーツを組み合わせればOKです。

 

・据え置きタイプがおすすめ(突っ張りタイプは猫が元気すぎると徐々にずれるため)

・爪とぎがたくさんついている

・中に入れるハウスがある

・階段状になっている

 

この条件を満たしたキャットタワーが子猫におすすめです。

前は突っ張りタイプを使用していましたが、徐々に突っ張っている部分が猫ががしがし乗ると斜めになってきて危険になるので、据え置きのほうが安全です。

据え置きタイプは地震のとき危ないと思われますが、熊本地震の震度7でも倒れなかったので大丈夫です。

 

おすすめキャットタワー

 

 

うちで使っているペッツデポタウンのキャットタワーです。

高さが192㎝あり、大人になってもじゅうぶんに楽しめる高さになっています。

猫は人間より高い位置が好きで、頭を見下ろせる高さを好みます。

 

子猫のうちはすべて組み立てないで、2段くらいぬかして150㎝にしてもいいですね。

気に入っている点は、2階建てのトンネルハウスです。

ここでお昼寝したり遊んだりできるので、ハウスは子猫にとって欠かせない要素だと思います。


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