子猫にはたくさんふみふみさせよう!愛情深い優しい性格になることが判明
猫を飼うと遭遇する、あのかわいい独特の「ふみふみ」。
前足を交互に動かして一生懸命ふみふみする姿は、なんとも癒されていつまでも見ていたい気持ちになります。
とくに、眠るときに布団のなかに入ってきてお腹をふみふみされるのはたまらない至福です!
そしてこのふみふみは、子猫時代にたくさんさせていると、幸せを感じてとても愛情深い性格になることがわかっています。
今回は、子猫のふみふみについてを深く掘り下げます。
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実際猫を飼ってみたところで、ふみふみの状況
私個人が自宅で猫を飼っていたのは、今から約20年ほど前でしたが、”ふみふみ”行動は、自宅に連れて帰った生後2ヶ月から、2週間目くらいに、自分が寝ているベッドの上でよく行ってました。
猫がふみふみする状況は、俗説ですがいくつかありますが、一番有力なのは、授乳期間中から間もなくして親から引き離した、非常に幼い子猫の成長過程で飼い主さんとの間で起こる、「母親に対しての、授乳をそくす代理行動」というのが有力と言われています。
飼育経験と、後のペット業界で生後2ヶ月以後の子猫を飼育管理した経験からも、この説はかなり信ぴょう性があると個人的には思っています。
またふみふみは、子猫が必ず飼育している人の側に座って、前足でふみふみと上下に足を交互に踏むので、母猫のミルクの出を良くするための行動ではないかとも推測されています。
ふみふみをしたがる猫の年齢とは?
猫の飼い主としての経験では、生後2ヶ月辺りから目立つのですが、これは親猫と子猫の間は、なかなか観察する機会が無いので、結果的に生後2ヶ月以降となってしまうと思います。
従って、基本的に生後2ヶ月以降の授乳が終わる頃から、成猫として自立した行動が目立つようになるまでの、半年から1年未満の期間中が、子猫がふみふみする期間とはいえそうです。
個人的な経験としてもそんな感じですね。
ただ、他の家庭の猫飼育をしている環境では、拾ってきた猫に関してだけは、成猫になってからふみふみを行うというようなことは、殆ど無いことがハッキリしています。
従って、どうやら、子猫が自立して一人前の猫に成長する中では、子猫から家の中だけで育てている環境では、子猫から成猫のふみふみ行動はより顕著になって見られるということになります。
猫にふみふみさせたくなる、愛情あふれる環境とは?
ふみふみしても、飼い主さんは親猫の代わりでも実際は授乳は人工的なものでしかありえませんし、2ヶ月以内のブリーダーで飼育している環境では、授乳はキッチリと時間や量が管理されているので、特に子猫が甘えて授乳するといったことはありません。
しかしこうした環境でも、子猫は一匹の親猫から、数頭生まれていた場合は、一緒に同じ時間で世話をし、また人工飼育環境でブリーディングを行っていても、人口授乳をするのは老猫の親猫や、育児放棄したなどの場合に限ります。つまり、大抵は初期の授乳は、どの飼育環境も親猫が原則行っているわけですね。
よく「ふみふみは、猫が安心できて愛情豊かな環境だからするものだ。」
といった意見もあるようですが、猫は犬とは違って、独立心が非常に強い動物なので、子猫の特性が成猫になってもかなり残るという状況は、むしろ「飼い主のところでも、まだまだ親離れ出来ていない」とも考えられます。
母猫が子猫を自分の子供として観察しながら、常に側にいる環境は、自然飼育の環境では生後1ヶ月から2ヶ月の間までで、それ以降は幼猫自身が、自分で周辺を歩き、徐々に親元から離れた行動を示すのが通常です。
つまり、極めて正常な親猫のような愛情で子猫を順調に育てた場合は、ふみふみする行動自体が成長に連れて消えて行くのが普通と考えられるわけです。
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ふみふみをしたがる猫と飼い主さんの関係
ところで、こうしたふみふみ行動の中には、どう見ても猫が「飼い主に甘えている」のとは異なる反応というのが見られる時があります。
これは、自宅の猫はよく外に出していたのですがある日、1日中雨が振っていたので、外に出さない日々が続いた時は、明け方に寝ている私のベッドに登って布団の上でふみふみしていたことがあるんですね。
窓の外を見ると、既に雨が止んでいたので、窓辺に行くと猫がついて来て、”にゃー”と何度も鳴くので、このふみふみ行動は、甘えや愛情表現ではなく、要するに欲求行動の一つではないかと思われますのです。
家族に聞いてみると、このふみふみ行動の他にも、顔を近づけて来るとか、鼻先を手や顔に近づけて、ひんやりした鼻先で「外に出たい」といった意思表示をよく行っていました。
またふみふみしながら、毛布とかタオルなどにも興味や反応が強いときにも、時々行っていたことも多いですね。
特に子猫で、まだ生後2ヶ月弱の若い場合は、タオルやソファーでも寝心地が親猫に近い肌触りを非常によく好むのも、親猫から離されて飼育を始めた、授乳が終わり離乳期も過ぎた子猫に多く見られます。
飼い主さんの愛情が足りないと言うよりは、環境が変わって親離れをする時期に差し掛かったと見る方が正しいかも知れません。
外猫と家猫の共通点
外猫、つまり飼育しながら飼い主さんが野外に出してあげている猫の場合は、原則去勢や避妊はしておくのが前提とした上で、屋内で飼われる家猫と共通なのは、どの猫も成熟していくに従って、野外に強い興味と関心を持つということです。
猫の飼い主さんでよく注意してほしいのは、こうした猫自身の関心や興味の対象は、出来るだけ満足させてあげるような環境を準備しておくことです。
家猫では窓辺で、野外を観察できる箇所を増やしてあげたり、高い場所が好きな猫に、人の目線よりも高い位置に居場所などを作るのも、愛情の一つです。
猫のふみふみは、ちょっとした軽いストレスのようなもので、幼少期から持っていた充足できない心理状態が、飼い主さんなどの身体の上でふみふみしたり、あるいはソファーやタオル地の上でふみふみして、気を紛らわしているわけです。
そういった猫の気持ちを汲み取って、時には猫を膝の上に乗せて、優しく撫でてあげたり、甘えている時は充分な時間をとってあげて、愛情たっぷりにスキンシップを取る時間も、子猫の場合は特に重要なことでしょう。
ふみふみされたら、飼い主さんがやることは?
子猫のふみふみには、親猫とか自分の兄妹と離れたことの少しの寂しさもあると言えます。
ペットショップのブリーダー個体の子猫たちも、多くは沢山の子猫や親猫と過ごした記憶は残っているものです。
その意味では、子猫を育てていくのは、「親猫の愛情」の代替えを自ら引き受けていくことです。
ふみふみを見かけたら、単に可愛い仕草と見てばかりいないで、明るい声で呼びかけたり、優しく撫でてあげたり、親猫が子猫を構うようなスキンシップが非常に大切になります。
こうして子猫は、親猫の記憶が薄れ、別の環境の中で自分の居場所、テリトリーを自覚していくのです。飼い主さんは、
ついつい子猫は可愛いので、自分が思う可愛がり方を実践してしまいますが、思えば子猫は猫という存在では、人とは完全に異なる生き物なので、家庭で飼う時は孤独です。
その孤独を癒やすという気持ちで、子供と接する気持ちで子猫と関わっていけば、必ず良好な子猫、猫とのコミュニケーションはとれるようになります。
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